MotoGP第12戦テルエルGP Moto3決勝
2020/10/26
MotoGP第12戦テルエルGP、Moto3クラスは、スペインのモーターランド・アラゴンで決勝レースを行ない、ジャウマ・マシア(ホンダ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温20度、路面温度25度のドライコンディションで争われた。スタートから大きな集団の中で順位を入れ替えながらのトップ争いが展開。レース中盤になっても20人前後のライダーが約2秒半ほどの間にひしめき合う混戦となる。
中盤までに何度か先頭に出たアルベルト・アレナス(KTM)が、レース終盤の残り5周をリードするが、最終ラップのバックストレートエンドの進入でマシアがスリップから抜け出してトップに浮上、先週に続いて2連勝を達成。この勝利はホンダにとって、グランプリ通算800勝目となった。
序盤から終始トップ集団に加わった佐々木 歩夢(KTM)が最終ラップのバックストレートエンドから最終コーナーにかけて2番手に浮上。そのままチェッカーを受け、0.051秒差の2位に入賞し、グランプリ初表彰台を獲得。同じく終始トップ集団に加わっていた鳥羽 海渡(KTM)がトップから0.152秒差の3位に入賞。鳥羽は優勝した2019年開幕戦カタールGP以来となる表彰台を獲得した。
アレナスは僅差の4位に終わったが、チャンピオンシップリーダーの座をキープ。5位にセレスティーノ・ビエッティ(KTM)、6位にジョン・マクフィー(ホンダ)、7位にデニス・オンジュ(KTM)、8位にダリン・ビンダー(KTM)の順で続き、小椋 藍(ホンダ)は9位に入賞し、ランキング2位をキープするが、アレナスとの差は19ポイントに広がり、ランキング3位のビエッティに1ポイント差に迫られた。10位にトニー・アルボリーノ(ホンダ)が入賞。ポールポジションからスタートしたラウル・フェルナンデス(KTM)は序盤はトップ争いをリードしたが、その後、後退し12位入賞となった。
山中 琉聖(ホンダ)は23位、國井 勇輝(ホンダ)は25位でゴール。鈴木 竜生(ホンダ)は終始トップ集団の中で周回を重ねていたが、7番手走行中の最終ラップの9コーナーで転倒、後続のセルジオ・ガルシア(ホンダ)が巻き込まれ、共に転倒リタイアに終わった。
MotoGP第12戦テルエルGP Moto3クラス決勝結果
1 ジャウマ・マシア(ホンダ)
2 佐々木 歩夢(KTM)
3 鳥羽 海渡(KTM)
4 アルベルト・アレナス(KTM)
5 セレスティーノ・ビエッティ(KTM)
6 ジョン・マクフィー(ホンダ)
7 デニス・オンジュ(KTM)
8 ダリン・ビンダー(KTM)
9 小椋 藍(ホンダ)
10 トニー・アルボリーノ(ホンダ)
11 アロンソ・ロペス(ハスクバーナ)
12 ラウル・フェルナンデス(KTM)
13 フィリップ・サラック(ホンダ)
14 ガブリエル・ロドリゴ(ホンダ)
15 ジェレミー・アルコバ(ホンダ)
16 デニス・フォッジア(ホンダ)
17 カルロス・タタイ(KTM)
18 アンドレア・ミーニョ(KTM)
19 ロマーノ・フェナティ(ハスクバーナ)
20 ステファノ・ネパ(KTM)
21 バリー・バルトゥス(KTM)
22 ニッコロ・アントネッリ(ホンダ)
23 山中 琉聖(ホンダ)
24 ジェイソン・デュパスキエ(KTM)
25 國井 勇輝(ホンダ)
26 ダビデ・ピッツオーリ(KTM)
27 カイルール・イダム・パウィ(ホンダ)
28 マクシミリアン・コフラー(KTM)
R 鈴木 竜生(ホンダ)
R セルジオ・ガルシア(ホンダ)
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