全日本RR第4戦もてぎ【ST600決勝】 危なげない走りで岡本裕生が今季2勝目
2020/10/18
左から、2位の小山、優勝した岡本、3位の長尾
ST600トップ3会見
優勝●岡本 裕生(51ガレージニトロレーシング)
「前の週にスポーツ走行に来ることができ、調子は悪くはないかなという感じでした。レースウイークに入ったらドライコンディションでの調子がよくて、金曜日には1分53秒5まで出すことができました。予選もドライだったら…と思ったけど、雨だったからコースレコード更新に挑戦はできませんでした。雨のフィーリングは去年からよくないけれど、フロントロウに並べたので、決勝はドライになるから問題ないなと思っていました」
「予報通り決勝はドライだったから、自信がありました。気持ちを強く持って走りきりました。余力があった訳ではないけど、14周という短いレースで、体力的には全く問題ありませんでした。小山選手が来ることを予想して走っていたし、迫ってきたら、さらにアタックする覚悟は持っていました」
2位●小山 知良(日本郵便 HondaDream TP)
「レースウイークの流れを見ると、岡本選手には適わないかなと思っていました。だから、あとはどれだけプレッシャーをかけられるか。僕としては、自分の想像よりもいいレースができました」
「予選は最終ラップにミスをして9番手、岡本選手は3番手でフロントロウ。厳しいなと思っていました。序盤にどれだけリスクを負って上げられるかでした。4周目の4コーナーでハイサイドを起こして足を痛めたし、ギアミスもあったけど、自分の限界もバイクの限界も超えて、やれることはできたかなと思います。少なくとも去年の自分を超えられて、まだまだ成長してると感じます」
「SUGOの時点でチャンピオンシップはもう無理だなと思っているけれど、最終戦では楽しく、クリーンなレースができればいいなと思います。お客さんに『ST600っておもしろいな』って言ってもらえるようなレースがしたいです」
3位●長尾 健吾(NCXXRACING&善光会 TEAMけんけん)
「今シーズンはいい流れをつかめておらず、今回のもてぎでようやくリズムが取り戻せたかなと思います。今回少し無理をして1週間前にテストにも来たし、トップ争いがしたいなと思ってレースウイークを迎えました。ようやく走れてきたのが金曜日の午後。昨日もトラブルが出たけど、意地で必死にセカンドロウまで上がってくることができました」
「スタートは2列目だし、ホールショットはいただき! という自信はありました。1周目の90度コーナーで抜かれて、いったん2台の争いに持ち込みたいと思ったのですが、自分もスリップストリームを使ってようやくついていけるような状況でした。2、3周目にハイサイドを起こして差が開いてからは全力で追いかけたけれど、バックマーカーが絡んで難しくなりました。それに小山選手は速かったですね。今年の流れを考えると、3番手以内に戻ってこられたのはポジティブなので、最終戦もこの調子で頑張ります」
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