MotoGP第11戦アラゴンGP、Moto3クラスは、スペインのモーターランド・アラゴンで決勝レースを行ない、ジャウマ・マシア（ホンダ）が優勝した。

　Moto3クラスの決勝レースは気温17度、路面温度20度のドライコンディションで争われた。アルベルト・アレナス（KTM）が好スタートで1コーナーにトップで入るが、4コーナーでポールスタートのラウル・フェルナンデス（KTM）がトップを奪還。フェルナンデスが終始トップ争いをリードして周回を重ねて行く。

　レース序盤は5台がトップ集団を形成するが、中盤になるとセカンドグループが追いつき、トップ集団は8台に。中盤すぎにはダリン・ビンダー（KTM）、アレナス、マシアがトップ争いの先頭に出るが、フェルナンデスがトップで最終ラップに入る。

　フェルナンデスは最終ラップの大半をリード。バックストレートに出る15コーナーをトップで立ち上がるが、背後についたマシアがスリップから抜け出し、トップに浮上。今シーズン初優勝、グランプリ通算2勝目を達成した。ビンダーもフェルナンデスを交わして2位でゴール。レースの大半で主導権を握っていたフェルナンデスは最後に僅差の3位となった。

　4位にロマーノ・フェナティ（ハスクバーナ）、5位にジョン・マクフィー（ホンダ）、6位にジェレミー・アルコバ（ホンダ）が続き、アレナスは7位でゴール。レース序盤からトップ集団で周回を重ねた鈴木 竜生（ホンダ）は8位に入賞した。

　9位にセレスティーノ・ビエッティ（KTM）、10位にデニス・フォッジア（ホンダ）が続き、鳥羽 海渡（KTM）が11位、佐々木 歩夢（KTM）が13位、小椋 藍（ホンダ）が14位に入賞。國井 勇輝（ホンダ）は20位、山中 琉聖（ホンダ）は24位でチェッカーを受けた。

　チャンピオンシップ争いではアレナスがランキングトップをキープ。ランキング2位の小椋とのポイント差を13ポイントに広げた。


MotoGP第11戦アラゴンGP Moto3クラス決勝結果
１ ジャウマ・マシア（ホンダ）
２ ダリン・ビンダー（KTM）
３ ラウル・フェルナンデス（KTM）
４ ロマーノ・フェナティ（ハスクバーナ）
５ ジョン・マクフィー（ホンダ）
６ ジェレミー・アルコバ（ホンダ）
７ アルベルト・アレナス（KTM）
８ 鈴木 竜生（ホンダ）
９ セレスティーノ・ビエッティ（KTM）
10 デニス・フォッジア（ホンダ）
11 鳥羽 海渡（KTM）
12 カルロス・タタイ（KTM）
13 佐々木 歩夢（KTM）
14 小椋 藍（ホンダ）
15 デニス・オンジュ（KTM）
16 フィリップ・サラック（ホンダ）
17 アロンソ・ロペス（ハスクバーナ）
18 ニッコロ・アントネッリ（ホンダ）
19 セルジオ・ガルシア（ホンダ）
20 國井 勇輝（ホンダ）
21 リカルド・ロッシ（KTM）
22 ジェイソン・デュパスキエ（KTM）
23 ステファノ・ネパ（KTM）
24 山中 琉聖（ホンダ）
25 バリー・バルトゥス（KTM）
26 ダビデ・ピッツオーリ（KTM）
27 カイルール・イダム・パウィ（ホンダ）
Ｒ マクシミリアン・コフラー（KTM）
Ｒ アンドレア・ミーニョ（KTM）
Ｒ ガブリエル・ロドリゴ（ホンダ）