全日本RR第4戦もてぎ【JSB1000レース1】野左根航汰が雨のもてぎを制す
2020/10/17
全日本ロードレース選手権第4戦もてぎのJSB1000クラス決勝レース1は野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝した。
23周から21周に減算され、激しい雨の中でスタート。好スタートを切ったのはポールシッターの野左根。清成龍一(Keihin Honda Dream SI Racing)、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)と続く。
オープニングラップの5コーナー。水野のインをついた秋吉耕佑(au・kosuke racing)だが水野のマシンに接触。2台共に転倒。マシンから火が上がった。これで赤旗中断。
改めてグリッドにつき直す。水野は無事にウオームアップラップに出たが、ピットから出た秋吉はウオームアップラップ中にマシンが止まり、再びピットに向かう。
21周のレースが再スタート。再び野左根がレースをリード。中須賀、加賀山就臣(Team KAGAYAMA)、岩田悟(Team ATJ)と続く。
オープニングラップからヤマハファクトリー2台が後続を引き離す。加賀山を先頭としたセカンド集団は岩田、清成、濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)の4台で形成。
3周目に岩田が加賀山を捕らえて3番手浮上。その岩田を清成がパス。清成はセカンド集団から抜け出してトップ2台を追い始めるが、すでにヤマハファクトリー2台は7秒近いアドバンテージを築いている。
中須賀を背後に従えてトップで周回を重ねる野左根。清成は単独3番手走行。岩田と加賀山は濱原を引き離して2台で4位争いを展開する。
一時は0.8秒ほど中須賀を引き離しつつあった野左根。しかし7周目にファステストラップをマークした中須賀は、野左根との差をじりじりと詰める。9周終了時点でその差はコンマ1秒。
一方、Tカーで走り続けていた水野は11周目でピットに戻ってしまう。
レース後半は再び中須賀との差を広げだした野左根。しかし中須賀もペースを上げてその差を詰める。
同時に清成のペースが落ち、加賀山が3番手浮上。
トップが16周終了した時点で亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)が転倒。マシンがコース上に残ってしまい、赤旗が出される。そのまま15周完了時点でレース成立。野左根が開幕5連勝。中須賀が2位、加賀山が3位表彰台獲得となった。
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