全日本RR第4戦もてぎ【JSB1000予選】野左根航汰が連続ポールポジション
2020/10/17
全日本ロードレース選手権第4戦もてぎの予選は野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が制した。
金曜日は悪天候の予報が覆って時折日が差すほどの好天に恵まれた。各車、順調にセッティングが進んでいく。相変わらず好調に好タイムをマークしたのは中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)と野左根。さらに2回目の合同走行で野左根が唯一タイムを1分47秒台に入れる。
土曜日は天気予報どおりに朝から雨。JSB1000クラスの予選が始まることには雨粒が細かくなっていたが、路面はハードウエット。各車豪快に水しぶきを上げながらのタイムアタックとなった。
ここでも野左根が終始リーダーボードのトップに君臨。中須賀が2番手のままで時間が進む。3番手争いは濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)、清成龍一(Keihin Honda Dream SI Racing)が展開。
残り5分。清成がタイムを削ってヤマハファクトリーの間に割って入る2番手タイムをマーク。残り1分を切ると加賀山就臣(Team KAGAYAMA)が4番手に浮上と激しい争いに。
最終アタック。清成が渾身のアタックでトップ浮上。しかし、その直後に野左根がタイムを詰めて唯一の1分58秒台となる1分58秒674でポールポジションの座を取り返す。これで3大会連続ポールポジション獲得。2番手清成、3番手中須賀の二人が1分59秒台。加賀山は2分00秒台で4番手スタート。さらに最後の最後でタイムを削った前田恵助(YAMALUBE RACING TEAM)が同じく2分00秒台で5番手グリッドを獲得した。
ポールポジション会見
JSB1000●野左根 航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
「雨のコンディションになりましたが、予想はできたので、雨の準備はしていました。ただ、予報よりも雨量が多く、気温も低かったですね。同じように雨で、優勝したときのSUGOで履いたタイヤを試したのですが、気温が違ったので、元のタイヤに戻して走り込みました」
「序盤は自分のペースがよかったけど、後半はみんなのペースも上がってきて、ポールポジションはぎりぎり取れました。最初はもてぎのウエットコンディションは久々で不安はあったけど、前に日本GPに参戦したときも雨の中で調子よく走れていたし、自信はありました」
「レースは接戦になると思いますが、長いレースなので、ペースを落とさず、気持ちも保っていきたいです。自分のペースは悪くないですし、しっかりと走りきって優勝を目指します」
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