MotoGP第4戦スペインGP、Moto3クラスは、スペインのヘレスサーキットで決勝レースを行ない、ダニー・ケント(ホンダ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温22度、路面温度25度のドライコンディションで争われた。好スタートを切ったのはミゲール・オリベイラ(KTM)。ポールスタートのファビオ・クアルタラーロ(ホンダ)、ケント、ブラッド・ビンダー(KTM)の4人が序盤から抜け出し、トップ集団を形成してポジションを入れ替えながら接戦を繰り広げる。
中盤にはエフレン・バスケス(ホンダ)が一度はトップ争いに追いついたものの、終盤には再び4人のトップ争いとなった。最終ラップにトップで入ったのはクアルタラーロだったが、オリベイラがトップに立ち、ケントが2番手に続く。そして、最終コーナーの進入でクアタラーロが二人のインをついて前に出ようとするが、リアタイヤを滑らせてケントと接触、曲がりきれずにオーバーランを喫したクアタラーロのインをケントが先行し、トップでチェッカーを受け、オリベイラ、ビンダーの順で続いた。
ケントはアメリカズGPから3連勝でランキングトップをキープ。2位にオリベイラ、3位にビンダーが入賞し、KTMファクトリーの二人はそれぞれ今シーズン初表彰台を獲得した。クアタラーロは4位でゴール。単独5位にバスケスが入賞した。
6位にロマーノ・フェナティ(KTM)、7位にフランシスコ・バグナイア(マヒンドラ)、8位にホルヘ・ナバーロ(ホンダ)、9位にエネア・バスティアニーニ(ホンダ)、10位にジョン・マクフィー(ホンダ)の順で続き、鈴木 竜生(マヒンドラ)は23位でゴール。尾野 弘樹(ホンダ)は6番手争いの集団の中で競り合っていた16周目のバックストレートエンドで、前に出ようとしてヤコブ・コンフェイル(KTM)を巻き込んで転倒、両者リタイアに終わった。