MotoGP第3戦アルゼンチンGP、Moto2クラスは、アルゼンチンのアウトドルモ・テルマス・デ・リオ・オンドで決勝レースを行ない、ヨハン・ザルコ(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温24度、路面温度32度のドライコンディションで争われた。スタートで飛び出したのはティト・ラバット(カレックス)。しかし、ラバットはバックストレートに出る4コーナーの立ち上がりでコースオフを喫し、1周目を終えたときには25番手まで後退し、追い上げのレースを強いられた。1周目のバックストレートエンドでハビエル・シメオン(カレックス)がトップに立ち、レースをリードするが、3周目にザルコがトップに浮上。この周にファステストラップを記録したザルコは、3周連続でファステストを更新し、2番手以下とのリードを5周目の時点で約1秒4に広げると、一度もトップの座を譲ることなく、独走でMoto2クラス初優勝を達成、ランキングトップに浮上した。
2番手争いは、中盤までサム・ロウズ(スピードアップ)、シメオン、ミカ・カーリョ(カレックス)、アレックス・リンス(カレックス)により展開されていたが、中盤を過ぎてロウズとリンスが抜け出し、最後まで接戦を繰り広げた。ロウズは20周目までリードしたものの、21周目にリンスにパスされ、最後はリンスがロウズを突き放して2位に入賞。3位にロウズが続いた。
4位にカーリョ、5位にフランコ・モルビデリ(カレックス)、6位にトーマス・ルティ(カレックス)、7位にサンドロ・コルテセ(カレックス)、8位にロレンソ・バルダッサーリ(カレックス)、9位にジョナス・フォルガー(カレックス)、10位にハーフィス・シャハリン(カレックス)が入賞。ラバットは12位でチェッカーを受けた。
中上 貴晶(カレックス)は20位でゴール。シメオンは表彰台争いから後退した17周目に転倒、サイスタートしたもの22位に終わった。