ロレンソがヤマハのMotoGPテストライダーに
2020/01/30
ロレンソは2010年、2012年、2015年とヤマハ時代に3回MotoGPのタイトルを獲得したライダー。ドゥカティ、ホンダを経て、2019年シーズンいっぱいで現役を引退した。テストライダーとしての活動スタートは、来週のセパンオフィシャルテストからとなる。その後、シーズン中のオフィシャルテスト、プライベートテストに参加し、YZR-M1の開発をサポート。なお、ロレンソ氏のクルーチーフにはシルヴァーノ・ガルブセラ氏が就く。現時点でロレンソのワイルドカード参戦の予定はないが、ヤマハは、本人が再びレース出場を決断した場合、その可能性を残しているとしている。
「ヤマハファクトリーレーシングテストチーム加入が決まり、とてもうれしく思う。ボクはMotoGP界にとどまること、パドックに戻ることをずっと考え続けていた。そしてこの役割は、チームもYZR-M1のこともよく知っているボクにとても適していると思っている。ヤマハのマシンはボクのライディングスタイルに合っていたので、‘マイ・オールド・バイク’との再会がとても楽しみ。ヤマハ復帰の決定によって、よい思い出も蘇ってきた。ヤマハとともに多くの表彰台や優勝、そして3つのタイトルを獲得してきたので、その強さの理由をよく理解しているつもりだ。このような機会を与えてくれたヤマハに心から感謝している。この数年間と比べればいくらか穏やかな生活になると思うが、その一方でボクが最も愛すること、すなわちバイクに乗って限界を追求することを可能にしてくれた。このミッションに向き合う気持ちは非常に強くなっており、スタートが待ちきれない。ヤマハの未来のためにベストを尽くし、ボクの経験がヤマハのエンジニアとライダーにタイトルをもたらす助けになることを望んでいる」とロレンソ。
こんな記事も読まれています