全日本RR第7戦オートポリス ST600決勝 小山知良が強さを見せて優勝
2019/10/06
左から2位の奥田教介、優勝した小山知良、3位の岡本裕生
全日本第7戦オートポリスのST600クラスは小山知良(日本郵便HondaDream TP)がポールtoウインを飾った。
ポールシッターの小山はスタート直後からレースをリード。一人ハイペースで周回を重ね、トップ独走でポールtoウイン。4点差で小山を追いかける岡本裕生(Baby Face 51ニトロレーシング)は奥田教介(ARMY GIRL team MF&Kawasaki)、國峰啄磨(日本郵便HondaDream TP)と3台での2位争いを展開して3位でフィニッシュ。これで小山はポイント差を9点に広げ、ポイントリーダーとして最終戦に挑むことになった。
優勝・小山 知良(日本郵便HondaDream TP)
「今週は『圧倒的な強さを見せて勝つ』ということを目標にしていました。『後続を5秒離す』という点は達成できましたが、もう一つの目標だった『最後まで1分53秒台で走る』が達成できなかったので、優勝はうれしいですが、悔しさの残るレースになりました。今年は600に復帰して2年目なので、去年のデータの積み上げもあるし、スタッフとのコミュニケーションも取れていて、調子も上がっています。僕は、記録よりも記憶に残りたいと強く思っているので、最終戦でもチャンピオンにはこだわらず、それよりも圧倒的な強さを見せていきたいです。それで結果がついてきたらうれしいですね。最終戦も全力でプッシュして、自分が納得できる走りがしたいです」
2位・奥田 教介(ARMY GIRL team MF&Kawasaki)
「今日のレースに懸けていて、優勝を目標にチームとやってきました。カワサキのコースで優勝したかったのですが、中盤から離されてしまって悔しいです。最終戦は、去年はレースの2週間前に鎖骨を折って全力を出せなかったので、今年こそはという思いがあります。今年は8耐で鈴鹿をたくさん走っているし、ランキングも3位争いが熾烈なので、しっかりと戦いたいです。何よりも優勝、最低でも表彰台を目指します」
3位・岡本 裕生(Baby Face 51ニトロレーシング)
「今日は自分の実力不足でした。それだけです。これから先、このようなレースをしないよう、もっと速くなります。チャンピオン争いに関しては考えていません。去年はラッキーもあってタイトルが取れましたが、今年は表彰台を2回逃しているし、もし小山選手が不運でタイトルを逃して僕が取れたとしても、それでは悔いが残るシーズンになります。だから鈴鹿ではその悔いをできるだけ減らせるような走りをしたいです」
こんな記事も読まれています