MotoGP第15戦タイGP MotoGP決勝
2019/10/06
MotoGP第15戦タイGP、MotoGPクラスは、タイのチャーン・インターナショナルサーキットで決勝レースを行ない、マルク・マルケス(ホンダ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温31度、路面温度48度のドライコンディションで、26周で争われた。
好スタートを切ったファビオ・クアルタラーロ(ヤマハ)がレースをリード。マルケスが2番手に続き、序盤から3番手以下にリードを取って、周回を重ねて行く。タイトル確定のかかったマルケスは、終始クアルタラーロの背後につくが、勝負を仕掛けることなく周回を重ねる。
マルケスが動いたのは終盤に入ってから、23周目の2コーナー先のストレートでマルケスが初めてトップに立つが、3コーナーではクアルタラーロがトップを奪還。テールtoノーズのまま最終ラップを迎える。
最終ラップの2コーナー先のストレートで再びマルケスが前に出ると、3コーナーを抑えてトップをキープ。クアルタラーロも食い下がり、勝負は最終ラップの最終コーナーを迎える。両者リアタイヤが浮くほどのハードブレーキングで最終コーナーに進入し、クアルタラーロがわずかに前に出るが、マルケスは最終コーナーのインを突き、立ち上がりでクアルタラーロを抑えてトップでゴールラインを通過。マルケスは今シーズン9勝目を記録すると同時に、MotoGPクラスで6回目、グランプリ通算8回目のチャンピオンを獲得した。
クアルタラーロは、初優勝はならなかったものの、今シーズン5回目の表彰台となる2位に入賞。序盤から単独3番手で周回したマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が3位に入賞した。
マルケスとタイトルを争っていたアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)は終始4番手を走行。終盤にはアレックス・リンス(スズキ)に接近されたが、ポジションを守り4位でゴール。僅差の5位にリンスが続いた。
6位にフランコ・モルビデリ(ヤマハ)、7位にジョアン・ミル(スズキ)、8位にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、9位にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)の順で続き、中上 貴晶(ホンダ)は終始トップ10をねらえる位置で周回を重ね、10位に入賞。
フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が11位、カル・クロッチロウ(ホンダ)が12位、ポル・エスパルガロ(KTM)が13位に入賞した。ジャック・ミラー(ドゥカティ)はスタート直前にエンジンストール。マシンをピットに戻し、再始動してピットスタートとなったが、最後尾から追い上げて14位に入賞。アンドレア・イアンノーネ(アプリリア)は15位。
16位にミゲール・オリベイラ(KTM)、17位にティト・ラバット(ドゥカティ)が続き、ホルヘ・ロレンソ(ホンダ)は18位でゴール。に19位にカレル・アブラハム(ドゥカティ)、20位にハフィス・シャリン(KTM)の順でチェッカーを受けた。
アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)はレース中盤まで10番手を走行していたが、17周目にマシントラブルに見舞われ後退。ピットに戻りリタイア。ミカ・カーリョ(KTM)は4周目の8コーナーで転倒リタイアに終わった。
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