MotoGP第15戦タイGP MotoGP 2日目予選
2019/10/05
MotoGP第15戦タイGP、MotoGPクラスは、タイのチャーン・インターナショナルサーキットで2日目の予選を行ない、ファビオ・クアルタラーロ(ヤマハ)が1分29秒719でポールポジションを獲得した。
MotoGPクラスもFP3が雨の影響でセッション開始が遅れ、Moto3クラスのFP3終了後の11時にスタートを予定していたが、1コーナー付近に川ができており、その排水処理のためさらに10分遅れてスタート、35分に短縮されて行なわれた。FP3はウェットコンディションでスタートしたが、天候は急速に回復。完全なドライとはならなかったものの、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)がトップタイムを記録。
フリー走行総合結果では初日のタイム順となり、クアルタラーロが総合トップでQ2に進出。総合11番手以下のライダーによって争われるQ1で上位につけたダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)とポル・エスパルガロ(KTM)の二人を加えた12名のライダーによって、Q2は気温29度、路面温度46度のドライコンディションで争われた。
セッション開始約3分すぎにマルク・マルケス(ホンダ)が1分30秒649を記録してトップに立つが、開始約3分30秒でビニャーレスが1分30秒332を記録して逆転。マルケスは5分経過前に1分30秒109を記録してトップを奪うが、5分40秒すぎにクアルタラーロが新ラップレコードとなる1分29秒920を記録して1回目のアタックをトップで終える。
クアルタラーロはセッション終盤の2回目のアタックで1分29秒719とファステストを更新。さらにアタックを続行したものの、5コーナーでスリップダウンで転倒を喫してしまったが、1分29秒719で今シーズン4回目となるポールポジションを獲得した。クアルタラーロはQ2前のFP4でもトップタイムを記録している。
2番手に1分29秒825でビニャーレスが続いた。ビニャーレスは3回コースインを行ない、3回目のコースインの最後のアタックラップで1分29秒825のベストラップを記録。クアルタラーロに0.106差で2番手となったが、ヤマハ勢が予選ワンツーを達成した。
マルケスは2回目のコースインの計測2周目に5コーナーでスリップダウン転倒を喫し、1回目のコースインで記録した1分29秒931で3番手に。タイトル確定をかけた明日の決勝に向けて、フロントロウを確保した。
4番手に1分30秒431でフランコ・モルビデリ(ヤマハ)が続き、Q1トップでQ2に進出したペトルッチが、1分30秒522で5番手にジャンプアップ。6番手に1分30秒597でジャック・ミラー(ドゥカティ)、7番手に1分30秒692でドビジオーゾが続き、ジョアン・ミル(スズキ)が1分30秒735で8番手に。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は1回目のコースインの計測3周目に5コーナーでスリップダウン。マシンを乗り換えて2回目のアタックに挑み、1分30秒741で9番手となった。10番手に1分30秒778でアレックス・リンス(スズキ)。
ポル・エスパルガロが1分31秒065で11番手、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が1分31秒258で12番手に続き、ここまでがQ2のタイム順にグリッドを獲得。
以下、Q1のタイム順にカル・クロッチロウ(ホンダ)が1分30秒969で13番手。
中上 貴晶(ホンダ)はフリー走行総合14番手でQ1に進み、Q1では1分31秒388でセッション4番手となり、予選総合では14番手となった。フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)はQ1のセッション終盤に転倒、1分31秒416で15番手。
以下、16番手に1分31秒428でアンドレア・イアンノーネ(アプリリア)、17番手に1分31秒499でミゲール・オリベイラ(KTM)、18番手に1分31秒554でティト・ラバット(ドゥカティ)、19番手に1分31秒605でホルヘ・ロレンソ(ホンダ)、20番手に1分31秒773でカレル・アブラハム(ドゥカティ)、21番手に1分31秒849でミカ・カーリョ(KTM)、22番手に1分31秒979でハフィス・シャリン(KTM)の順となった。
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