全日本RR第7戦オートポリス J-GP3 代役参戦の栗原佳祐がポールポジション
2019/10/05
代役参戦で久々のレースに挑む栗原佳祐が見事ポールポジション
35分間で行なわれたJ-GP3予選。レースウイークの木曜日は雨と霧に見舞われたオートポリス。しかし、金曜日は快晴に恵まれ、午前中は前日の雨が残る路面だったものの、午後にはドライコンディションで走行が行なわれた。金曜日は福嶋佑斗(Team Plusone+f)が1分59秒142で総合トップだった。
その福嶋は予選セッション中盤にリーダーボードのトップへ。福嶋、中山愛理(TEAM SHOTA)、高杉奈緒子(41Planning)、栗原佳祐(WJ-FACTORY)、細谷翼(Team SRS-Moto)、村瀬健琉(ミクニ テリー&カリー)の順で終盤へ突入した。さらに、鈴木大空翔(BATTLE FACTORY)が5番手へ浮上すると、続けてタイムを更新して3番手へ。
そして残り3分、栗原が1分58秒310でトップへ浮上。その後、栗原のタイムを更新する選手はおらず、ラストアタックで1分58秒713を出した高杉は惜しくも2番手。福嶋はフロントロウ3番手、中山、鈴木、村瀬が2列目を獲得した。また、ポイントリーダーの長谷川聖(CLUB Y's)は事前テストで左手を負傷しており、9番手にとどまっている。
今年はレースを休止していた栗原は、「ずっとレースしかしてこなかったし、別の世界もあるのかなと、一度レースから離れていました。でもやっぱりバイクに乗りたい、どうしたらモチベーションにつなげられるかと考えていたところに、チーム代表から声をかけてもらいました」と参戦理由を述べ、「チームと、ここまでやったからタイムが出せる状況だね話していました。自分は普通に走っただけで、周りが僕にこたえてくれました」と落ち着いている。さらに「去年は600ccだったから体重を増やしていたけど、J-GP3を走るからにはと、2週間で5kg減量しました。今回はテストを兼ねてのレースなので、マシンのフィーリングをチームに伝えてフィードバックできたら、自分の仕事は果たせると思っています。それに結果が付いてくればこの上ありません」とコメントした。
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