MotoGP第14戦アラゴンGP Moto3決勝
2019/09/23
MotoGP第14戦アラゴンGP、Moto3クラスは、スペインのモーターランドアラゴンで決勝レースを行ない、アロン・カネト(KTM)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温27度、路面温度31度のドライコンディションで19周で争われた。
ポールポジションからスタートしたカネトは、1周目からトップ争いをリード。序盤は12台ほどのトップ集団がポジション争いを展開したが、カネトは常にトップをキープ。8周目あたりで2番手以下の競り合いが激しくなると、その間にリードを取り、その差を周回ごとに広げてトップを独走。約4秒5と大きなリードを保ったままトップでチェッカーを受けた。カネトの勝利は、アメリカズGP、チェコGPに続いて今シーズン3勝目。
カネトが逃げた後、接戦の2番手争いが展開され、終盤には8人のライダーが僅差で競り合った。その中から最後は小椋 藍(ホンダ)とデニス・フォッジア(KTM)が最終ラップまで激しい2番手争いを展開。小椋は最終ラップのバックストレートエンドで前に出ると、そのままグランプリ初表彰台となる2位に入賞した。
フォッジアは最後に競り負けたが、2018年のタイGPの3位入賞以来となる3位表彰台を獲得した。
僅差の4位にジョン・マクフィー(ホンダ)、5位にアロンソ・ロペス(ホンダ)が続き、鈴木 竜生(ホンダ)は序盤から2番手争いに加わり、先頭に立ってカネトを追おうとするが、なかなか集団を抜け出すことができず、一度は集団の後方に下がる。レース中盤には再び前に出て、小椋と2番手争いの接戦を展開するが、後方から前に出て来たロペスに抑えられ、6位でゴールとなった。
7位にセルジオ・ガルシア(ホンダ)、8位にアルベルト・アレナス(KTM)、9位にガブリエル・ロドリゴ(ホンダ)、10位にトニー・アルボリーノ(ホンダ)の順で続き、ポイントリーダーのロレンツォ・ダラ・ポルタ(ホンダ)は10位でチェッカーを受けたが、チェッカー後、トラックリミットのペナルティで1ポジション降格となり、11位でゴールとなった。
佐々木 歩夢(ホンダ)は中盤すぎまで2番手争いの集団の中で周回を重ねたが、終盤に遅れ13位入賞。真崎 一輝(KTM)は25位でチェッカーを受けた。
チャンピオンシップ争いではダラ・ポルタがランキングトップをキープするが、ランキング2位のカネトが優勝したことで、二人のポイント差は3ポイント差に縮まった。また、ルーキーオブザイヤー争いでは小椋が2位に入賞し、トップのセレスティーノ・ビエッティ(KTM)とのポイント差は4ポイント差に縮まった。
こんな記事も読まれています