MotoGP第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP MotoGP 2日目予選
2019/09/15
MotoGP第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP、MotoGPクラスは、イタリアのミサノ ワールドサーキット マルコ・シモンチェリで2日目の予選を行ない、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が1分32秒265でポールポジションを獲得した。
MotoGPクラスの3回のフリー走行でトップに立ったのはファビオ・クアルタラーロ(ヤマハ)。総合11番手以下のライダーによって争われるQ1で上位につけたヨハン・ザルコ(KTM)とジョアン・ミル(スズキ)の二人を加えた12名のライダーによって、Q2は気温26度、路面温度40度のドライコンディションで争われた。
1回目のアタックをトップで終えたのはクアルタラーロ。クアルタラーロは開始4分前に1分32秒686、5分過ぎに1分32秒571と2周連続でファステストラップを記録する。
2回目のアタックでは、セッション終了間際の最後のアタックでポル・エスパルガロ(KTM)が1分32秒560を記録してトップに浮上するが、ビニャーレスがラストアタックで1分32秒265を記録して逆転。開幕戦カタールGP以来となる今シーズン2回目のポールポジションを獲得した。
「マシンのフィーリングはとてもいい。このマシンでフィーリングがいいと、いいラップタイムを記録できる。ユーズドタイヤでもハードにプッシュできるんだ。勝利をかけて戦うことが待ちきれないよ」とビニャーレス。
ポル・エスパルガロは1分32秒560で2番手とフロントロウを獲得し、KTMにとってMotoGPクラスベストグリッド、初のフロントロウ獲得となった。ポル・エスパルガロ自身にとっては2016年のオーストラリアGP以来となるフロントロウ獲得。
「この結果は言葉にならないよ。この週末を通じてマシンのフィーリングはとてもよかった。Q2では全力でプッシュし、路面温度が高かったことも助けになった。フロントロウの真ん中にボクらのベイビーがいることが信じられないよ」とポル・エスパルガロ。
クアルタラーロは2回目のコースインで自己ベストを更新できず、1分32秒571で3番手となった。
「Q2は厳しい状況だったが、目標はフロントロウの獲得だった。午前中はマシンのフィーリングがよかったが、午後は風が強く、路面温度も高かったので、フィーリングはかなり異なるものになった。Q2では戦略を少し失敗したが、フロントロウを獲得することができた。レースに向けてもいいペースがあるよ」とクアルタラーロ。
4番手に1分32秒710でフランコ・モルビデリ(ヤマハ)が続き、上位4台の内3台をヤマハ勢が占め、オフィシャルテストからの好調さを証明。
マルク・マルケス(ホンダ)はFP4でトップタイムを記録したが転倒。Q2では最後のアタックラップ中にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)と絡み、接触しそうになったためタイム更新できず。1回目のコースインで記録した1分32秒742で5番手となった。6番手に1分33秒038でアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が続き、ロッシは1分33秒079で7番手に。ロッシとマルケスはセッション終了後、レースディレクションのヒヤリングを受けたが、両者共交錯の前にトラックリミットオーバーにより、タイムを抹消されており、特にペナルティは課さないことになった。
Q1でトップタイムを記録しQ2に進んだザルコは1分33秒123で8番手。フロントロウ3番手を獲得したチェコGPに次いで、今シーズン2回目の予選トップ10入り。前戦イギリスGPのウイナー、アレックス・リンス(スズキ)は1分33秒265で9番手。Q1で2番手タイムを記録してQ2に進んだミルは、復帰レースを1分33秒431で10番手とトップ10入り。
中上 貴晶(ホンダ)はFP3で6番手タイムを記録し、フリー走行総合6番手でQ2に進んだが、Q2では1分33秒449で11番手となった。ワイルドカード参戦のミケーレ・ピロ(ドゥカティ)は1分33秒461で12番手。
以下、Q1のタイム順にフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が1分33秒488で13番手、カル・クロッチロウ(ホンダ)が1分33秒516で14番手、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が1分33秒522で15番手。
16番手に1分33秒571でジャック・ミラー(ドゥカティ)、17番手に1分33秒630でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、18番手に1分33秒777でホルヘ・ロレンソ(ホンダ)、19番手に1分34秒162でミゲール・オリベイラ(KTM)、20番手に1分34秒322でハフィス・シャリン(KTM)、21番手に1分34秒401でカレル・アブラハム(ドゥカティ)、22番手に1分34秒904でティト・ラバット(ドゥカティの順で続き、アンドレア・イアンノーネ(アプリリア)は初日の転倒で古傷の左肩を痛め、2日目以降を欠場することになった。
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