MotoGP第12戦イギリスGP MotoGP 2日目予選
2019/08/25
MotoGP第12戦イギリスGP、MotoGPクラスは、イギリスのシルバーストンサーキットで2日目の予選を行ない、マルク・マルケス(ホンダ)が1分58秒168でポールポジションを獲得した。
MotoGPクラスの3回のフリー走行でトップに立ったのはファビオ・クアルタラーロ(ヤマハ)。クアルタラーロはFP1、FP2、FP3とトップタイムを記録してフリー走行総合トップでQ2に進んだ。
フリー走行総合11番手以下のライダーによって争われるQ1ではアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)がトップ、アレックス・リンス(スズキ)が2番手に続き、この二人を加えた12名のライダーによって、Q2は気温28度、路面温度42度のドライコンディションで争われた。
1回目のアタックをトップで終えたのはクアルタラーロ。クアルタラーロは開始5分すぎに1分58秒612を記録した。2回目のアタックが始まると、コース上はアタック待ちのライダーもおり、渋滞気味の中でラストアタックでクアルタラーロ、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、マルケスがセクターベストを更新。クアルタラーロは最終セクターでベストを更新できず、ロッシがトップに浮上するが、直後につけていたマルケスが、0.428秒上回る1分58秒168を記録してポールポジションを獲得した。
マルケスはドイツGP以降4戦連続でのポールポジション獲得、今シーズン通算8回目のポール獲得となる。マルケスはQ2前のFP4でもトップタイムを記録している。
「目標はフロントロウ獲得だった。クアルタラーロとロッシはポールにふさわしい走りをしていたが、ボクは2セット目のタイヤで正しい戦略を行なうことができた。ボクたちの戦略は正しかった。バレンティーノはレースでタフな相手となるだろう。今日の彼の走りはすばらしかった。ヤマハ勢の調子がよく、特にレースペースがいいようだ。今回はヤマハ勢がライバルとなるだろう」とマルケス。
ロッシは結果的にマルケスを引っ張る形ともなり、惜しくも1分58秒596で2番手となったが、第3戦アメリカズGP以来となる今シーズン2度目のフロントロウを獲得。
「フロントロウを獲得できたことはとてもハッピー。レースに向けていい材料となる。セッション序盤は一人でのアタックとなったが、だれもがコース上で待っていた。どのタイミングでアタックするのか考える必要があり、それからプッシュした。ペースもいいし、タイヤもマシンのフィーリングもいい」とロッシ。
ロッシ、マルケスに続いてアタックを行なったジャック・ミラー(ドゥカティ)がラストアタックで1分58秒602を記録して3番手となり、今シーズン3回目のフロントロウ獲得となった。
「ミスなくアタックできた。ちょっとしたミスの代償は大きいからね。フィーリングはよく、Q2でもよかった。レースでは新しい路面がタイヤに対してどうなのかを見る必要があり、厳しいレースになるだろう。モチベーションは高いよ」
クアルタラーロは1回目のアタックで記録した1分58秒612がベストとなり4番手。Q1からQ2に進んだアレックス・リンス(スズキ)が1分58秒670で5番手にジャンプアップ。マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が1分58秒762で6番手に続き、Q1トップのドビジオーゾは、1分58秒762で7番手に浮上した。
8番手に1分59秒096でフランコ・モルビデリ(ヤマハ)、9番手に1分59秒243でカル・クロッチロウ(ホンダ)が続いたが、クロッチロウはセッション終盤のアタックラップ中に13コーナーで転倒を喫し、1回目のアタックで記録したタイムがベストとなった。
中上 貴晶(ホンダ)はフリー走行総合9番手でQ2に進み、Q2ではラストアタックで1分59秒427を記録して10番手から決勝に臨む。
ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が1分59秒487で11番手、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が1分59秒620で12番手に続き、ここまでがQ2のタイム順にグリッドを獲得。
以下、Q1のタイム順にポル・エスパルガロ(KTM)が1分59秒549で13番手、ヨハン・ザルコ(KTM)が1分59秒648で14番手、ミゲール・オリベイラ(KTM)が1分59秒758で15番手とKTM勢が続いた。
16番手に1分59秒916でティト・ラバット(ドゥカティ)、17番手に2分00秒240でアンドレア・イアンノーネ(アプリリア)、18番手に2分00秒362でフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が続き、ジョアン・ミル(スズキ)の代役として参戦するシルバン・ギュントーリ(スズキ)は2分00秒660で19番手。20番手に2分00秒700でハフィス・シャリン(KTM)が続き、ケガからの復帰戦となったホルヘ・ロレンソ(ホンダ)は、フリー走行総合最下位の22番手でQ1に進み、Q1では2分01秒562で21番手となった。カレル・アブラハム(ドゥカティ)は2分04秒845で22番手。
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