MotoGP第11戦オーストリアGP Moto3決勝
2019/08/12
MotoGP第11戦オーストリアGP、Moto3クラスは、オーストリアのレッドブル・リンクで決勝レースを行ない、ロマーノ・フェナティ(ホンダ)が優勝した。
決勝日は朝から雨となり、Moto3クラスはウォームアップセッションはウエット。決勝レースは、雨は上がり、路面コンディションは回復傾向ながら、ウエットパッチの多数残るダンプコンディションで、気温20度、路面温度22度のコンディションの下、ウエット宣言でスタート。
レースはトニー・アルボリーノ(ホンダ)のリードで始まるが、序盤からアルボリーノとフェナティがチームメイト同士でトップ争いを展開。フェナティは9周目にトップに立つと、その後、少しずつ後続とのリードを広げて、レース中盤に単独トップとなり、そのままリードを守って、今シーズン初優勝を飾った。昨年、Moto2クラスで不祥事を起こし、チームを解雇、今年からMoto3クラスで復帰したフェナティは2017年の日本GP以来の優勝を達成。Moto3クラスの通算優勝回数を11回とし、歴代トップのジョアン・ミルの記録に並んだ。
フェナティが逃げた後、アルボリーノとポールスタートのジョン・マクフィー(ホンダ)が接戦の2番手争いを展開。レース終盤にはジャウマ・マシア(KTM)とセレスティーノ・ビエッティ(KTM)が2番手争いに追いつくが、マシアは残り2周の8コーナーでハイサイドで転倒しリタイアに。ゴールライン直前、接戦となった2番手争いをアルボリーノが制して2位に入賞。VNEスナイパーズチームがワンツーフィニッシュを飾った。
僅差の3位にマクフィーが入賞。ビエッティは表彰台にわずかに届かず4位となった。
5位にマルコス・ラミレス(ホンダ)、6位にロレンツォ・ダラ・ポルタ(ホンダ)、7位にマカル・ユルチェンコ(KTM)、8位にヤコブ・コンフェイル(KTM)、9位にニッコロ・アントネッリ(ホンダ)、10位にアロン・カネト(KTM)が入賞。
小椋 藍(ホンダ)が12位、佐々木 歩夢(ホンダ)が13位に入賞。鳥羽 海渡(ホンダ)は18位、真崎 一輝(KTM)は24位でゴールとなった。
鈴木 竜生(ホンダ)はトップ集団の中で10番手を走行していた5周目の1コーナーで転倒、リタイアに終わった。
チャンピオンシップ争いではダラ・ポルタが6位入賞でランキングトップに返り咲き。カネトは10位に終わり、1ポイント差のランキング2位に後退した。
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