MotoGP第11戦オーストリアGP MotoGP 2日目予選
2019/08/11
MotoGP第11戦オーストリアGP、MotoGPクラスは、オーストリアのレッドブル・リンクで2日目の予選を行ない、マルク・マルケス(ホンダ)が1分23秒027でポールポジションを獲得した。
マルケスは3回のフリー走行全セッションでトップタイムを記録し、フリー走行総合トップでQ2に進出。フリー走行総合11番手以下のライダーによって争われるQ1で上位につけたカル・クロッチロウ(ホンダ)とフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)の二人を加えた12名のライダーによって、Q2は気温33度、路面温度51度のドライコンディションで争われた。
Q2のセッション序盤をリードしたのはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)だったが、マルケスは計測3周目に1分23秒359に記録してトップに浮上し、1回目のアタックを終える。
2回目のアタックでマルケスは計測2周目に1分23秒027とファステストラップを更新。さらにタイム短縮をねらってアタックを続行するが、タイム更新はならず。それでもマルケスのタイムを上回る者は現れず、マルケスがドイツGPから3戦連続、今シーズン7回目となるポールポジションを獲得した。このポール獲得でマルケスは最高峰クラスの通算ポール獲得数を59回とし、ミック・ドゥーハンを抜いて歴代トップに浮上した。
「すばらしいラップだった。1分22秒台をめざしたけど、10コーナーでミスしてしまった。いい仕事ができたと思うし、FP4ではすばらしいリズムがあった。明日のレースも最後までファイトする。どんなフィニッシュになるのか楽しみだ」とマルケス。
2番手に1分23秒461でファビオ・クアルタラーロ(ヤマハ)が続いた。クアルタラーロはラストアタックで自己ベストを更新。アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が1分23秒515で3番手に続き、フロントロウを3メーカーのマシンが分け合った。
「最後のラップは何をやったのか覚えていないくらい限界までアタックしたよ。この2位という結果はポールポジションに等しい。明日は何ができるのか様子を見たい。今日の結果はとてもハッピーだよ」とクアルタラーロ
「フロントロウからからスタートできることがとても重要だ。マルクとは差があるが、ペースはいいし、明日が楽しみだ」とドビジオーゾ
ビニャーレスは2回目のアタックで自己ベストとなる1分23秒523を記録したが4番手とフロントロウを逃した。Q1からQ2に進んだバニャーヤが1分23秒652を記録して、MotoGPクラスベストグリッドとなる5番手を獲得。
フリー走行総合8番手でQ2に進んだ中上 貴晶(ホンダ)はラストアタックで1分23秒669を記録してMotoGPクラスベストグリッドとなる6番手を獲得した。
7番手に1分23秒681でアレックス・リンス(スズキ)、8番手に1分23秒688でジャック・ミラー(ドゥカティ)が続き、Q1トップのクロッチロウは1分23秒754で9番手。10番手に1分23秒817でバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が続き、KTMのホームレースとなるポル・エスパルガロ(KTM)は1分23秒866で11番手。ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)は2回目のアタックラップ中に4コーナーで転倒を喫し、1分23秒964で12番手に止まった。
以下、Q1のタイム順にミゲール・オリベイラ(KTM)が1分24秒130で13番手、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)が1分24秒270で14番手、ティト・ラバット(ドゥカティ)が1分24秒389で15番手。
16番手に1分24秒392でヨハン・ザルコ(KTM)、17番手に1分24秒423でカレル・アブラハム(ドゥカティ)、18番手に1分24秒526でアンドレア・イアンノーネ(アプリリア)、19番手に1分24秒749でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、20番手に1分24秒759でハフィス・シャリン(KTM)、21番手に1分25秒020で代役参戦のステファン・ブラドル(ホンダ)の順となった。
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