MotoGPブルノオフィシャルテスト
2019/08/06
チェコGPの翌日、ブルノサーキットでMotoGPクラスのオフィシャルテストが行なわれ、ファビオ・クアルタラーロ(ヤマハ)が1分55秒616でトップに立った。
テストは1日のみ、現地時間の午前10時から午後6時までの8時間のワンセッションで行なわれ、ニューパーツや次年度に向けたプロトマシンのテスト、前日のレース結果を踏まえた上で、連戦となる次戦に向けたセッティングなどに取り組んだ。
クアルタラーロはセッション序盤からトップタイムを記録。開始約28分で1分56秒779でトップに立ち、その後、開始1時間すぎにジョアン・ミル(スズキ)が1分56秒635でトップの座を逆転されたものの、開始2時間すぎに1分56秒225、残り2時間を切った午後4時すぎに1分55秒648とクアルタラーロはファステストを更新。さらに午後4時45分すぎに1分55秒616のベストタイムを記録。オーリンズ製カーボンフロントフォークやミシュランが用意したニュータイヤ、電子制御のセッティングにトライしながら周回を重ね、最多周回タイとなるトータル78周を回って、トップでテストを終えた。
2番手にセッション終了13分前に1分55秒628を記録したマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が続いた。ビニャーレスはトータル74周を回り、68周目に自己ベストを記録。3番手に1分55秒755でフランコ・モルビデリ(ヤマハ)が続き、ヤマハ勢がトップ3を独占した。モルビデリはクアルタラーロと同じトータル78周の最多周回を記録。76周目にベストラップをマークした。
4番手に69周を回り、55周目に1分55秒837を記録したアレックス・リンス(スズキ)が続き、トータル74周を回り、59周目に1分55秒940を記録したカル・クロッチロウ(ホンダ)が5番手、トータル63周を回り、最終ラップに1分56秒015を記録したバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が6番手に続いた。ロッシは2020年に向けたプロトタイプのテストにも取り組んだ。
7番手に1分56秒164でミルが続き、マルク・マルケス(ホンダ)はトータル70周を回り、19周目に記録した1分56秒237で8番手。9番手に1分56秒248でフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、10番手に1分56秒345でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)の順で続いた。
中上 貴晶(ホンダ)はトータル68周を周回。セッション終了間際の67周目に記録した1分56秒370で11番手。アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が1分56秒391で12番手、ジャック・ミラー(ドゥカティ)が1分56秒514で13番手に続いた。
以下、ポル・エスパルガロ(KTM)が1分56秒681で14番手、ミゲール・オリベイラ(KTM)が1分56秒811で15番手、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が1分57秒058で16番手、ティト・ラバット(ドゥカティ)が1分57秒417で17番手、カレル・アブラハム(ドゥカティ)が1分57秒452で18番手、ハフィス・シャリン(KTM)が1分57秒610で19番手、ヨハン・ザルコ(KTM)が1分57秒769で20番手、アンドレア・イアンノーネ(アプリリア)が1分58秒032で21番手の順。
1日間のテストを終えて、ライダー、チームは2連戦となる今週末のオーストリアGPに臨む。
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