MotoGP第10戦チェコGP Moto3決勝
2019/08/05
MotoGP第10戦チェコGP、Moto3クラスは、チェコのブルノサーキットで決勝レースを行ない、アロン・カネト(KTM)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温21度、路面温度27度のドライコンディションの下、18周で争われた。
ポールスタートのトニー・アルボリーノ(ホンダ)が好スタートでレースをリードするが、2番グリッドスタートのジョン・マクフィー(ホンダ)がエンジンストールし失速、後続のライダーが次々とよける中、23番グリッドからスタートした國井 勇輝(ホンダ)が、集団の中から目の前に突然現れたマクフィーを避けきれずに接触し、転倒するアクシデントが起こる。國井は転倒しリタイアに終わり、マクフィーもピットに戻ってリタイアに終わった。
レースはアルボリーノがリードするが、2周目の最終コーナーでトップ集団につけていた鈴木 竜生(ホンダ)がハイサイド転倒を喫しリタイアに終わってしまう。序盤は14人前後のライダーによりトップグループが形成されるが、その後、セカンドグループがトップグループに追いつき、17人前後のトップ集団となる。
9周目にロレンツォ・ダラ・ポルタ(ホンダ)がトップに浮上。11周目にはカネトがトップに立つが、12周目に再びアルボリーノがトップに立ち、すぐにカネトがトップを奪い返し、逃げにかかる。
しかし、カネトは逃げることはできず、再びダラ・ポルタがトップを奪還。レース終盤にかけてダラ・ポルタがレースをリードし、終盤には10人前後のトップ集団となる。残り2周でアルボリーノが再びトップに立つが、すぐにカネトがトップを奪還。最終ラップの11コーナーでダラ・ポルタがアルボリーノをパスして2番手に上がり、二人がバトルを繰り広げたことで、わずかにカネトがリードを築き、そのまま逃げ切って、今シーズン2勝目をマークした。
0.159差の2位にダラ・ポルタが続き、アルボリーノが3位に入賞。優勝したカネトが3ポイント差でランキングトップに浮上し、ダラ・ポルタはランキング2位に後退した。
4位にジャウマ・マシア(KTM)が入賞。ウォームアップラップでエンジンストールし、ピットスタートとなったニッコロ・アントネッリ(ホンダ)が追い上げて5位に入賞。小椋 藍(ホンダ)は序盤からトップ集団の中で周回を重ね、6位でゴールした。
7位にアンドレア・ミーニョ(KTM)、8位にロマーノ・フェナティ(ホンダ)、9位にヤコブ・コンフェイル(KTM)、10位にダリン・ビンダー(KTM)が入賞。佐々木 歩夢(ホンダ)は中盤すぎまでトップグループにつけていたが、終盤に遅れ11位に入賞した。
真崎 一輝(KTM)は終盤にポイント圏内まで追い上げたものの、残り2周、15位走行中の7コーナーで転倒を喫しリタイアに終わった。鳥羽 海渡(ホンダ)は序盤からトップグループにつけていたが、9番手走行中の14周目の7コーナーでハイサイド転倒を喫しリタイアに終わった。
こんな記事も読まれています