MotoGP第9戦ドイツGP Moto2決勝
2019/07/08
MotoGP第9戦ドイツGP、Moto2クラスは、ドイツのザクセンリンクで決勝レースを行ない、アレックス・マルケス(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温18度、路面温度27度のドライコンディションで28周で争われた。スタート直後にルカ・マリーニ(カレックス)がトップに立ち、2周目にマーセル・シュローター(カレックス)、3周目にイケル・レクオナ(KTM)がトップに浮上。5周目にはトップ集団はレクオナ、マルケス、マリーニ、チャビ・ビエルヘ(カレックス)の4人となり、接戦を繰り広げる。
マルケスは6周目にトップに浮上すると、10周を過ぎたあたりから2番手以下とのリードを広げ始めるが、後方から追い上げてきたブラッド・ビンダー(KTM)が2番手に浮上すると、マルケスとの差を縮めていく。ビンダーは14周目にはマルケスの背後に迫ったが、レクオナとのポジション争いが激しく、その間に再びマルケスがリードを広げていく。
16周目にその差が約1秒に広がると、19周目には約2秒、23周目には約3秒とマルケスは単独トップに持ち込み、そのまま、トップでチェッカーを受け、今シーズン4勝目を記録。ランキングトップに返り咲いた。
2番手争いはビエルヘが13周目の1コーナーでトーマス・ルティ(カレックス)と接触して転倒、マリーニもペースが上がらず中盤には後退し、ビンダーとレクオナ、再び追い上げ来たシュローターの3人によって終盤に接戦が展開される。終盤、シュローターがやや先行するかに見えたが、ビンダーが再び前に出て、最終ラップにビンダー、シュローター、レクオナの順で入る。そして、最終コーナーの進入でレクオナがスリップダウン。ビンダーが2戦連続表彰台となる2位に入賞し、シュローターが今季3回目の表彰台となる3位に入賞した。
ルーキーのファビオ・ディ・ジャンアントニオ(スピードアップ)がMoto2ベストリザルトとなる4位に入賞。ルティはビエルヘとの接触でロングランペナルティを取られ、表彰台争いから脱落、5位となり、マルケスから8ポイント差のランキング2位に後退。
6位にアウグスト・フェルナンデス(カレックス)、7位にロレンツォ・バルダッサーリ(カレックス)、8位にホルヘ・ナバーロ(スピードアップ)、9位にホルヘ・マルティン(KTM)、10位にマリーニが入賞。長島 哲太(カレックス)は序盤は17番手につけていたが、中盤以降ポジションを上げ、終盤には10番手争いに加わり、僅差の12位に入賞した。
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