MotoGP第9戦ドイツGP Moto3決勝
2019/07/08
MotoGP第9戦ドイツGP、Moto3クラスは、ドイツのザクセンリンクで決勝レースを行ない、ロレンツォ・ダラ・ポルタ(ホンダ)が優勝した。
日曜日は朝のウォームアップセッションはウエットコンディションとなったが、Moto3クラスの決勝レースは気温16度、路面温度22度のドライコンディションで、27周で争われた。
好スタートでレースをリードしたのはロマーノ・フェナティ(ホンダ)。スタート直後の3コーナーで転倒があり、中団グループ以降がこれを避けるために、遅れ、序盤は9人のライダーがトップ集団を形成。3周目にトップに立ったマルコス・ラミレス(ホンダ)がレースをリードし、ポールスタートの佐々木 歩夢(ホンダ)、2番手スタートの鳥羽 海渡(ホンダ)もトップ集団に加わって周回を重ねる。
序盤が終わろうとする12周目あたりで、ラミレスが後続にコンマ6秒ほどのリードを取るが逃げ切れない。16周目の1コーナーではトップ集団の中から、アルベルト・アレナス(KTM)と鳥羽がそれぞれ単独で転倒。再スタートしたものの、鳥羽はピットに戻ってリタイアとなる。これでトップ争いは7人の戦いとなった。
しかし、20周を越えたあたりから、トップグループとセカンドグループの差が縮まり、レース終盤の25周目にはトップ集団は15台前後のグループとなる。ダラ・ポルタは中盤すぎからレースをリードするが、終盤に入ると、22番グリッドから追い上げたアロン・カネト(KTM)がトップ集団に加わり、接戦を展開。残り3周でラミレスが再びトップに立ち、カネトも何度か前に出る。最終ラップにトップで入ったのはラミレス。ダラ・ポルタは4番手で最終ラップに入ったが、ポジションを上げて2番手につけると、12コーナー進入でトップに浮上。最後はチームメイトを抑えきって、今シーズン初優勝を記録した。
僅差の2位にラミレスが続き、レオパードチームがワンツーフィニッシュを達成。ダラ・ポルタはランキングトップに浮上した。カネトは3位に入賞したが、ダラ・ポルタと7ポイント差のランキング2位に後退した。
上位10名までが1秒以内の接戦のゴールとなり、4位にフェナティ、5位にラウル・フェルナンデス(KTM)、6位にジョン・マクフィー(ホンダ)が入賞。
小椋 藍(ホンダ)は序盤からセカンドグループで周回を重ねていたが、終盤にトップ集団に加わり、7位でゴール。鈴木 竜生(ホンダ)も中盤まではセカンドグループにいたが、8位でゴールした。序盤からトップ集団で争っていた佐々木は終盤の混戦の中でポジションを後退、9位でゴール。10位にヤコブ・コンフェイル(KTM)が入賞した。真崎 一輝(KTM)は序盤はトップ集団につけていたが、6周目に後退。単独走行の厳しいレースとなり、17位でチェッカーを受けた。
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