FIM エネル MotoEワールドカップ開幕戦1日目
2019/07/06
エレクトリックバイクによるワンメイクカップ、FIM エネル MotoEワールドカップがドイツのザクセンリンクで開幕。初日は2回のフリー走行を行ない、FP2でトップタイムを記録したマイク・ディ・メッリオが1分28秒547で初日総合トップに立った。
MotoEワールドカップはイタリアのエネルジカ製の電動レーシングバイクを使ったワンメイクレース。当初は5月のスペインGPで開幕を予定していたが、開幕前のヘレスオフィシャルテストで火災事故が発生。多くの機材を焼失したため、開幕が延期となった。6月にはバレンシアでオフィシャルテストを行ない、模擬レースも実施され、本日、ザクセンリンクでの開幕を迎えた。
マシンは電気モーターを動力源とし、ザクセンリンクでは、トップスピードでMoto3マシンをやや上回る216km/h前後を記録するが、ラップタイム的にはMoto3の約2秒落ち。開幕戦には18名が参加。125ccクラスでチャンピオンを獲得した経験を持つディ・メッリオ、ニコラス・テロールを始め、MotoGPクラス参戦経験を持つベテランのブラッドリー・スミス、セテ・ジベルナウ、ランディ・ド・ピュニエ、アレックス・デ・アンジェリス、チャビエル・シメオン、ニッコロ・カネパらが参戦する。
2日目にはE-Pole(E-ポル)と呼ばれる、ワンラップアタック(アウト、イン合わせて3周)の予選が行なわれる。決勝は日曜日の朝のMotoGPクラスウオームアップセッション終了後に、8周で実施予定となっている。
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