MotoGP第7戦カタルニアGP Moto3決勝
2019/06/17
MotoGP第7戦カタルニアGP、Moto3クラスは、スペインのバルセロナ-カタルニアサーキットで決勝レースを行ない、マルコス・ラミレス(ホンダ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温25度、路面温度41度のドライコンディションで争われた。レースは序盤から集団による接戦が展開されたが、1周目の10コーナー進入で、トップ集団につけていた鈴木 竜生(ホンダ)が、アルベルト・アレナス(KTM)に接触されて転倒。鈴木はすぐに再スタートしたものの、最後尾まで下がってしまう。
序盤はロレンツォ・ダラ・ポルタ(ホンダ)がレースをリードしたが、3周目の最終コーナーでマシントラブルに見舞われリタイアに。5周目の4コーナーでは第二集団の中でジャン・オンジュ(KTM)がラウル・フェルナンデス(KTM)に接触し、アレナス、フィリップ・サラック(KTM)、ビンセント・ペレス(KTM)を巻き込む、多重クラッシュが発生。
5周目以降をガブリエル・ロドリゴ(ホンダ)がリードし、トップ集団は15台の大きなグループとなり順位を入れ替えながら、周回を重ねて行く。11周目にトップを走っていたトニー・アルボリーノ(ホンダ)が3コーナー先でスローダウン。マシントラブルでリタイアとなる。
中盤すぎの15周目の11コーナーでは28番グリッドからスタートし、序盤からトップ集団に加わっていた真崎 一輝(KTM)が転倒。真崎は直前を走っていたラミレスが前走者と接触して振られた際に接触されてしまった。真崎はすぐに再スタートしたが、トップ争いから遅れてしまう。
15周目には鳥羽 海渡(ホンダ)がトップに浮上。鳥羽はレース終盤、トップ集団をリードして最終ラップを迎える。ところが、最終ラップの10コーナー進入で鳥羽がスリップダウン、リタイアに終わる。
これでラミレスがトップに立ち、そのままグランプリ初優勝を達成した。ラミレスは今シーズン7人目のウイナーとなり、今年のMoto3クラスは、ここまでの7戦で7人の異なるライダーが勝者となっている。
2位にアロン・カネト(KTM)が入賞し、ランキングトップをキープ。ノーポイントに終わったランキング2位のダラ・ポルタとの差は23ポイントに広がった。
3位にセレスティーノ・ビエッティ(KTM)が入賞。ビエッティは21番グリッドからスタートし、中盤にトップ集団の最後尾に加わると、終盤に向けてポジションアップ、今シーズン2回目、通算3回目となる表彰台を獲得した。
4位にアロンソ・ロペス(ホンダ)、5位にデニス・フォッジア(KTM)が入賞。小椋 藍(ホンダ)は序盤から終始トップグループに加わり、ケガからの復帰レースでグランプリベストリザルトとなる6位に入賞。
7位にロマーノ・フェナティ(ホンダ)が続き、佐々木 歩夢(ホンダ)も終始トップ集団の中で周回を重ね、8位に入賞。ワイルドカード参戦の山中 琉聖(ホンダ)が9位に入賞し、グランプリ初ポイントを獲得した。10位にヤコブ・コンフェイル(KTM)が入賞。
真崎は再スタートして16位でゴール。鈴木も再スタートして19位で完走した。
こんな記事も読まれています