MotoGP第7戦カタルニアGP MotoGP 2日目予選
2019/06/16
MotoGP第7戦カタルニアGP、MotoGPクラスは、スペインのバルセロナ-カタルニアサーキットで2日目の予選を行ない、ファビオ・クアルタラーロ(ヤマハ)が1分39秒484でポールポジションを獲得した。
午前中に行なわれたMotoGPクラスのFP3でトップタイムを記録したのはアレックス・リンス(スズキ)。クアルタラーロはFP3でMotoGPクラス初転倒を喫したものの2番手につけ、リンスがフリー走行総合トップ、クアルタラーロが総合2番手でQ2に進出した。
フリー走行総合11番手以下のライダーによって争われるQ1でトップタイムを記録したのは、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)。2番手にジョアン・ミル(スズキ)が続き、この二人を加えた12名のライダーによって、Q2は気温25度、路面温度49度のドライコンディションで争われた。
Q2前のFP4でもトップタイムを記録していたクアルタラーロはQ2でも1回目のアタックの開始5分すぎに1分39秒758のファステストラップを記録。しかし、その直後にモルビデリが1分39秒711を記録して逆転し、1回目のアタックをトップで終える。
2回目のアタックが始まると、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が1分39秒710を記録してトップに浮上するが、直後にクアルタラーロが1分39秒484を記録して逆転。MotoGPクラス通算2回目のポールポジションを獲得した。
「言葉が思いつかないよ、バルセロナでポールポジションを獲得することができるなんて。何って言ったらいいか分からない。今日は午前中も午後もペースがとてもよかった。今日成し遂げたことがとてもハッピーだよ」とクアルタラーロ。
2番手に1分39秒499でマルク・マルケス(ホンダ)が続いた。マルケスはQ2序盤にリーダーボードのトップに立ったが、その後、逆転され1回目のアタックを5番手で終了。2回目のアタックでは、アタックラップ中にマシンが振られてラインを外す場面もあったが、残り約1分で1分39秒499を記録して2番手に浮上した。
「今日はポール獲得に向けて準備をしていたが、最後のアタックでミスをしてしまった。ペースもリズムもいい。ユーズドタイヤで走ったFP4では、ペースもよく、コンスタントだった。明日はホームグランプリを楽しもう」とマルケス。
ビニャーレスが1分39秒710で3番手に続き、第2戦アルゼンチンGP以来となる今シーズン3回目のフロントロウを獲得したが、終盤のスロー走行で、クアルタラーロとラインが交錯、この走行が審議対象となり、3グリッド降格のペナルティを受け、6番グリッドスタートとなる。
「今日の目標は2列目までに並ぶことだった。明日はヤマハ勢のトップをめざしたい」とビニャーレス。
モルビデリはFP3で13コーナーで転倒を喫し、メディカルに運ばれたものの、FP4では5番手、Q1ではトップタイムを記録。Q2では2回目のアタックでタイムを更新できなかったが、1回目に記録した1分39秒711で4番手につけたが、ビニャーレスのペナルティで3番グリッドフロントロウからのスタートとなる。
バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は1分39秒753で5番手。ロッシはFP3で4番手につけ、総合4番手でQ2に進み、5番手を獲得。予選上位5名の内、ヤマハ勢が4名入った。ロッシもグリッドは一つ上がり、4番グリッドからスタートとなる。
カタルニアでは2連勝中のドゥカティ勢は、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が1分39秒777で6番手。ドビジオーゾも5番グリッドからのスタートとなる。ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)はペトルッチはQ2の序盤のアタックに入る前に5コーナーでスリップダウンを喫したが、すぐに再スタート、1分39秒844で7番手となった。
フリー走行総合トップでQ2に進んだリンスは、2回目のアタックラップで10コーナーで転倒、セッション序盤に記録した1分39秒870で8番手に終わった。9番手に1分40秒151でカル・クロッチロウ(ホンダ)、10番手に1分40秒199でホルヘ・ロレンソ(ホンダ)が続き、Q1からQ2に進んだミルは1分40秒240で11番手、ポル・エスパルガロ(KTM)が1分40秒425で12番手に続き、ここまでがQ2のタイム順にグリッドを決定。
以下、Q1のタイム順にフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が1分40秒167で13番手、ジャック・ミラー(ドゥカティ)が1分40秒271で14番手、カレル・アブラハム(ドゥカティ)が1分40秒349で15番手。
中上 貴晶(ホンダ)はFP3で12番手となり、フリー走行総合12番手でQ1に進み、Q1では1分40秒362で6番手とQ2進出を逃し、16番手から決勝に臨む。
以下、17番手に1分40秒400でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、18番手に1分40秒427でヨハン・ザルコ(KTM)、19番手に1分40秒682でティト・ラバット(ドゥカティ)、20番手に1分40秒752でミゲール・オリベイラ(KTM)、21番手に1分40秒839でハフィス・シャリン(KTM)の順で続き、ワイルドカード参戦のアプリリアのテストライダー、ブラッドリー・スミス(アプリリア)は1分41秒232で22番手、同じくワイルドカード参戦のスズキのテストライダー、シルバン・ギュントーリ(スズキ)は1分41秒270で23番手。アンドレア・イアンノーネ(アプリリア)はQ1の2回目のコースイン直後、ピットロードを出てすぐにマシンがストップ。1回目のアタックで記録した1分41秒748で24番手となった。
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