SBK第5戦イモラ 決勝レース2
2019/05/12
SSP(スーパースポーツ世界選手権)クラス決勝は、雨がぱらつく中、レースが行なわれ、好スタートを決めたジュール・クルゼール(ヤマハ)がレースをリードするが、序盤からランディ・クルメナヒャー(ヤマハ)、フェデリコ・カリカスロ(ヤマハ)と共に後続を引き離して接戦のトップ争いを展開。7周目にクルメナヒャーがクルゼールを交わしてトップに浮上。カリカスロも2番手に続き、クルゼールは3番手に後退。
その後、ルーカス・マヒアス(カワサキ)、トーマス・グラディンガー(ヤマハ)がトップグループに追いつくが、11周目の最終シケインでマヒアスが、前を行くクルゼールに接触。グラディンガーも巻き込まれて、マヒアスとグラディンガーが転倒してしまう。クルゼールは転倒こそ免れたものの遅れ、ラファエル・デ・ローサ(MVアグスタ)が3番手に浮上する。
トップ争いはクルメナヒャー、カリカスロの一騎打ちとなるが、13周目の7コーナーでカリカスロがトップに浮上する。レース終盤はカリカスロ、クルメナヒャーのオーダーで周回を重ねて行くが、最終ラップにクルメナヒャーがトップを奪還し、今シーズン3勝目を記録。僅差の2位にカリカスロが続いた。3位にデ・ローサが入賞。
クルゼールは接触後、追い上げてきた大久保 光(カワサキ)、アイルトン・バドビーニ(カワサキ)、マッシモ・ロッコリ(ヤマハ)に交わされ後退。大久保がSSPベストリザルトとなる4位に入賞。バドビーニが5位でチェッカー受けたが、その直後に赤旗が掲示され、17周を走り切り、チェッカーを受けたのは上位5名のライダーとなった。
最終ラップの赤旗掲示のため、6位以下のライダーは、各セクターでの通過順位で順位を決定。6位にイサック・ビニャーレス(ヤマハ)、7位にクルゼール、8位にマヒアスの順となった。ロッコリは最後まで大久保、バドビーニとポジション争いを展開していたが、18コーナーでハイサイドにより単独転倒、チェッカーを受けることができなかった。
SBKのレース2の後に決勝レースを予定していたSSP300(スーパースポーツ300世界選手権)クラスも、キャンセルとなった。
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