SBK第3戦アラゴン 2日目予選/レース1
2019/04/07
SBK(スーパーバイク世界選手権)第3戦アラゴンラウンドは、スペインのモーターランド・アラゴンで2日目のスーパーポールと決勝レース1を行ない、アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が優勝した。
バウティスタはスーパーポールで1分49秒049とポールレコードを更新してポールポジションを獲得。2番手に1分49秒414でサンドロ・コルテセ(ヤマハ)、3番手に1分49秒557でトム・サイクス(BMW)が続いた。フリー走行3回目でトップタイムを記録していたジョナサン・レイ(カワサキ)はスーパーポールではアタックラップでミスし、1分50秒013で10番手に留まったが、トップのバウティスタから10番手のレイまで0.964秒の中に10人のライダーがひしめく接戦となった。
レース1は気温13度、路面温度21度のドライコンディションで争われ、バウティスタは好スタートでレースをリードすると、2番手以下に1周目にコンマ6秒、2周目には1秒7、5周目には約6秒と独走。最終的に約15秒のリードを築いて優勝。開幕戦から5連勝(スーパーポールレースも含めると7連勝)と連勝記録を更新した。
バウティスタが逃げた後、2番手以下はレイ、チャズ・デイビス(ドゥカティ)、アレックス・ロウズ(ヤマハ)、トム・サイクス(BMW)、マイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)、ユージン・ラバティ(ドゥカティ)、サンドロ・コルテセ(ヤマハ)が序盤から接戦を展開。
特にレイとデイビスは序盤から中盤にかけて激しいバトルを展開し、デイビスがストレートでの優位性を生かしてレイをパスすると、コーナーでレイが抜き返すという展開が続いた。このため2番手争いの集団はペースが上がらず、バウティスタの独走を許す形ともなった。
中盤を過ぎると、サイクス、ファン・デル・マーク、コルテセが2番手争いの集団から遅れる。終盤はレイ、デイビス、ロウズがポジションを争い、ラバティがこれに続く展開となる。最後はレイがデイビスを抑えきって2位入賞。0.480差の3位にデイビスが続き、今シーズン初表彰台を獲得した。
ロウズとラバティは最終ラップにポジション争いを展開したが、14コーナーでラバティがコースオフし転倒、ロウズが4位に入賞。
5位にサイクスが入賞。サイクスは中盤には8番手まで下がったものの、終盤に追い上げた。6位にファン・デル・マーク(ヤマハ)、7位にサンドロ・コルテセ(ヤマハ)が入賞。
トプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)がレオン・ハスラム(カワサキ)、ジョルディ・トーレス(カワサキ)とのバトルに競り勝ち8位入賞。僅差の9位にハスラム、10位にトーレスが続いた。
レオン・キャミア(ホンダ)は11位入賞、12位にマルコ・メランドリ(ヤマハ)、13位にマイケル・リナルディ(ドゥカティ)が続き、清成 龍一(ホンダ)は17番グリッドからスタートし、14位に入賞した。ラバティは再スタートし、15位でゴール。
レアンドロ・メルカド(カワサキ)とアレッサンドロ・デルビアンコ(ホンダ)は1周目の12コーナーで転倒リタイア。マーカス・ライターバーガー(BMW)はスタート直後のホームストレート上で接触転倒し、リタイアに終わった。
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