MotoGP第2戦アルゼンチンGP Moto3決勝
2019/04/01
MotoGP第2戦アルゼンチンGP、Moto3クラスは、アルゼンチンのアウトドロモ・テルマス・デ・リオ・オンドで決勝レースを行ない、ジャウマ・マシア(KTM)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温25度、路面温度32度のドライコンディションで争われ、21周のレースはスタートから終盤まで大集団の接戦が展開された。
ポールスタートのマシアはスタートでフロントをわずかに上げてしまい、序盤の5周目にはトップに浮上したものの、中盤の11周目には14番手まで後退していた。しかし、終盤に入ると少しずつポジションを挽回。最終ラップに5番手で入ると、7コーナーでトップに浮上、最終コーナー手前の13コーナー手前でガブリエル・ロドリゴ(ホンダ)に先行されたが、13コーナーでインを突いてトップを奪還、そのままグランプリ初優勝を達成した。
マシアは、決勝前のウォームアップセッションで、後方を走っていたセルジオ・ガルシア(ホンダ)がグリーンに飛び出し転倒、ガルシアのマシンがマシアを直撃し転倒するアクシデントに見舞われたものの、その影響もなく、グランプリ通算23戦目で、ポールtoウインの初優勝を飾った。
2位にダリン・ビンダー(KTM)が入賞。ビンダーは序盤からトップ集団の中で積極的にトップをねらい、最終ラップの13コーナーでマシアに続いてロドリゴをパスして2位に浮上し、昨年の日本GP以来となるグランプリ通算2回目の表彰台を獲得。3位にトニー・アルボリーノ(ホンダ)が入賞し、グランプリ初表彰台を獲得した。
4位にニッコロ・アントネッリ(ホンダ)、5位に佐々木 歩夢(ホンダ)が続き、佐々木はグランプリベストリザルトを獲得。ホームレースのロドリゴはマシア、ビンダーに交わされた直後の13コーナーで前を行くビンダーのリアタイヤに接触、転倒は免れたものの、これで遅れ6位でゴールとなった。
7位にロレンツォ・ダラ・ポルタ(ホンダ)が入賞。ダラ・ポルタは最終ラップのバックストレートにトップで入ったものの、ロドリゴ、マシアにスリップで交わされ、5コーナー進入でインを突いてきたビンダーと交錯してラインを外し、7位に終わった。8位にデニス・フォッジア(KTM)、9位にマルコス・ラミレス(ホンダ)が入賞。
鳥羽 海渡(ホンダ)は序盤からトップ集団の中で周回を重ねていたが、レース中盤の12周目にジョン・マクフィー(ホンダ)がアロンソ・ロペス(ホンダ)に接触し転倒、直後を走っていた鳥羽は転倒こそ免れたものの、二人を避けて一度はトップ集団から遅れてしまう。しかし、終盤にはトップ集団に再び追いつき、10位でゴール。
アンドレア・ミーニョ(KTM)が11位、序盤はレースをリードしたアロン・カネト(KTM)は12位に終わった。鈴木 竜生(ホンダ)も序盤から中盤にかけて何度かトップに立ったものの、最終的に13位でに入賞。セレスティーノ・ビエッティ(KTM)が14位、ラウル・フェルナンデス(KTM)は15位に続いた。
小椋 藍(ホンダ)は7周目までトップ集団の後方につけていたが、8周目に20番手に後退。17位でゴールした。真崎 一輝(KTM)は6周目までトップ集団の後方で周回を重ねたが、7周目の1コーナーで転倒。再スタートし、23位でゴールした。
チャンピオンシップでは鳥羽がトップをキープ。2ポイント差の2位にダラ・ポルタ、ダラ・ポルタから4ポイント差の3位にマシアの順となった。
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