開幕戦カタールGPのドゥカティ車に対する抗議が棄却
2019/03/27
問題となったドゥカティのエアロデバイス。リアタイヤの冷却用なのか、リアのリフトを抑える空力パーツなのか…。後ろに着いたライダーからはこのデバイスが生む乱流でマシンが振られるとの指摘もあるという
MotoGP開幕戦カタールGPで優勝したアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)、6位のダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、リタイアしたジャック・ミラー(ドゥカティ)が駆ったドゥカティデスモセディチGP19のリアスイングアーム下部に装着されていたエアロデバイスに対して、アプリリア・グレシーニ、スズキ・エクスター、レプソル・ホンダチーム、レッドブルKTMの4チームから出されていた、レギュレーション違反に該当するという抗議だが、3月22日にスイスのミーにあるMotoGP控訴裁判所で審議が行なわれ、棄却されたことが3月26日に発表された。
この結果、暫定となっていたカタールGPの結果が確定。レース結果に変更がないことが確認され、ドビジオーゾの優勝が確定した。また、このデバイスが違法であり、今後の使用を禁止するという要求も棄却された。この決定に対する上訴は、2019年FIM世界選手権グランプリ規則第3条9項に基づき、5日以内にスイスのローザンヌにあるスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提出することができる。
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