MotoGP第17戦オーストラリアGP Moto2決勝
2018/10/28
MotoGP第17戦オーストラリアGP、Moto2クラスは、オーストラリアのフィリップアイランドサーキットで決勝レースを行ない、ブラッド・ビンダー(KTM)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温13度、路面温度35度のドライコンディションで争われた。
レース序盤をリードしたのは3番グリッドからスタートしたチャビ・ビエルヘ(カレックス)。ポールポジションからスタートしたマッティア・パシーニ(カレックス)が2番手で続くが、パシーニは2周目の4コーナーで転倒、リタイアに終わってしまう。
ビンダーは2周目にトップに立ち、11周目までレースをリードしするが、中盤まで5人のライダーがトップ集団を形成し、接戦を繰り広げる。この中から7周目の2コーナーでイケル・レクオナ(KTM)が転倒し脱落。ホームレースのレミー・ガードナー(テック3)も6番手走行中の13周目の10コーナーで転倒リタイアに終わってしまう。
12周目にビンダーを交わしたビヘルヘがトップに浮上するが、14周目にはロレンツォ・バルダッサーリ(カレックス)がトップに立ち、ビヘルヘと激しいトップ争いを展開。15周目にはビヘルヘがトップを奪還する。
終盤に入った19周目にバルダッサーリが再びトップに立ち、トップ集団は7人のライダーによる接戦となる。23周目の10コーナーでバルダッサーリがコースオフ、グリーン上で転倒し、トップ争いが脱落。
中盤すぎから4番手前後に下がっていたビンダーが、残り2周でトップに浮上するとセクターベストを更新しながらペースアップ。これにホアン・ミル(カレックス)がついていき、最終ラップはビンダーとミルの一騎打ちとなったが、ビンダーが0.036秒の僅差で逃げ切り、今シーズン3勝目を記録。ミルがドイツGP以来の表彰台となる2位に入賞した。
ビエルヘは最後はトップ争いから遅れを取り、3位に終わったものの、アルゼンチンGP以来となる表彰台を獲得。僅差の4位にアウグスト・フェルナンデス(カレックス)が入賞。今シーズン途中から代役参戦しているフェルナンデスは、グランプリベストリザルトを更新。
5位にルカ・マリーニ(カレックス)、6位にドミニク・エガター(KTM)、7位にアレックス・マルケス(カレックス)、8位にイェスコ・ラフィン(カレックス)、9位にマーセル・シュローター(カレックス)、10位にファビオ・クアルタラーロ(スピードアップ)の順で続いた。
チャンピオンシップを争うフランチェスコ・バニャーヤ(カレックス)とミゲール・オリベイラ(KTM)はトップ争いに加わることなく、周回を重ね、オリベイラが11位、バニャーヤが12位でゴール。この結果、バニャーヤとオリベイラのポイント差は36ポイント差にわずかに広がった。長島 哲太(カレックス)は1周目23番手から周回ごとにポジションアップ、最後はバニャーヤの背後まで迫り、0.062秒とわずかに届かなかったものの、4戦連続入賞となる13位に入賞した。
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