SBK第11戦マニクール 決勝レース2
2018/10/01
チャンピオンのレイがダブルウイン
SBK(スーパーバイク世界選手権)第11戦マニクールラウンドは、フランスのマニクールで決勝レース2を行ない、ジョナサン・レイ(カワサキ)が優勝した。
レース2は気温20度、路面温度30度のドライコンディションで争われた。好スタートを切ったのは2番グリッドからスタートしたチャズ・デイビス(ドゥカティ)。マイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)、マルコ・メランドリ(ドゥカティ)、9番グリッドからスタートしたレイも好ダッシュで4番手に続き、1周目を3番手で通過する。
序盤からトップ集団はデイビス、ファン・デル・マーク、レイ、メランドリの4名となり、デイビスは4周目に2番手に約1秒のリードを取り、逃げるかと思われたが、4周目に2番手に浮上したレイがその差を縮める。
8周目にデイビスの背後に迫ったレイは、5コーナー進入でデイビスの前に出るが、クロスラインでデイビスがトップをキープ。デイビスとレイがバトルを繰り広げたことで、ファン・デル・マークとメランドリもトップを争う二人との差を縮めるが、メランドリは次第に遅れていく。
中盤の12周目の5コーナーで、レイが再び勝負をかけ、デイビスの前に出るが、デイビスがポジションを守る。デイビスの背後にぴたりとついたレイは続く8コーナー進入でデイビスのインに飛び込みトップに浮上。そこからリードを広げ、16周目の時点でその差を約1秒とすると、少しずつ差をつけて、最終的に1秒804差でトップでチェッカーを受け、ダブルウインを達成した。
デイビスもレイに交わされた後、単独2番手をキープし、2位でチェッカーを受け、7月のミサノラウンドのレース1以来となる表彰台を獲得した。3位には単独3番手をキープしたファン・デル・マークが入賞した。
メランドリは中盤すぎからトップ集団から遅れ、後方から追い上げてきたトム・サイクス(カワサキ)のプッシュを受け、残り2周でサイクスがメランドリを交わして4番手に浮上、そのまま4位でチェッカーを受けた。メランドリは5位でゴール。
6位にロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)、7位にアレックス・ロウズ(ヤマハ)、8位にチャビ・フォレズ(ドゥカティ)、9位にレオン・キャミア(ホンダ)、10位にロリス・バズ(BMW)の順で続き、ユージン・ラバティ(アプリリア)が11位、トプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)が12位に、マイケル・リナルディ(ドゥカティ)が13位に、ジョルディ・トーレス(MVアグスタ)が14位、レアンドロ・メルカド(カワサキ)が15位に入賞。
ジェイク・ガニエ(ホンダ)が16位、パトリック・ヤコブセン(ホンダ)が17位、ロマン・ラモス(カワサキ)が18位、ジェレミー・グアルノーニ(カワサキ)が19位でチェッカーを受け、ヤコブ・シュムルツ(ヤマハ)は転倒リタイア、マチュー・ルシアーナ(アプリリア)はマシントラブルでリタイアした。
WSS(スーパースポーツ世界選手権)クラスでは、ジュール・クルゼール(ヤマハ)が優勝。2位にサンドロ・コルテセ(ヤマハ)、3位にルーカス・マヒアス(ヤマハ)が続き、大久保 光(カワサキ)は10位に入賞した。
これで2019年のSBKシリーズはヨーロッパラウンドを終了。残すはアルゼンチン、カタールの2戦となる。
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