「前戦オートポリスから調子がよかったのですが、決勝で転倒してバイクを大きく壊してしまいました。今回は前に所属していたプラスワンで車両を用意してもらい、臨んだ地元レースでした。緊張や転倒したら…というプレッシャーもありましたが、みんなの応援やメカニックの努力で何とかポールポジションを取れました。ウエットコンディションや岡山国際サーキットが好きだというのもあり、成績につなげられました」
「自分はバトルが得意ではなくて、レースで接戦になると焦ってブレーキを強く握りすぎたり、だめになることが多いです。もし決勝があれば、後ろで様子を見ながら走っていたと思います。元々、単独で走るのが好きで、今日の予選でも淡々とタイムを詰められたのがよかったのだと思います。マシンを用意してもらい、走りやすいバイクだったおかげもあるし、地元の岡山で頑張ろうという気持ちがあったのが大きいです」
●ST600ポールポジション/奥田 教介(Team MF & Kawasaki)
「今日は予定どおりのスケジュールだと聞いていましたが、僕らの前に行なわれたJSB1000などは雨で赤旗になっていました。ただ、大きく時間がずれた訳ではないので落ち着いて臨むことができました。事前テストからウエットコンディションで調子よく走れていたので、今日も落ち着いて攻めることができました」
「昨日のドライではペースを上げられず、去年のタイムを更新することができませんでした。岡山は苦手な感じでしたが、雨ではだいぶ周回できていたので自信につながりました。本心は決勝を走りたかったです。決勝でもいいところに行けたんじゃないかと思いますが、仕方ありませんね」
「こうやって序盤からプッシュできるのはチームのおかげです。みんなに感謝しています。最終戦の鈴鹿は、去年はじりじりと下がってしまったので、今年は最後まで上位に食い込めるように頑張りたいです」
●J-GP2ポールポジション/岩戸 亮介(Team髙武 RSC)
「明日のレースが開催されるか分からない状況での予選でしたが、いつもどおり決勝をいい位置でスタートできるように集中するだけでした。途中、赤旗中断もありましたが、集中して走りました。赤旗のときはすごい雨でしたが、解除されて再コースインしたときには雨量も減っていて、川の上を走るときはリスクもありましたが、それほどではありませんでした」
「もちろんレースをするために来ているので、明日のキャンセルは本心では喜べません。チャンピオンの可能性があるので、今日の予選の結果でハーフポイントがもらえるのはよかったです。最終戦に向けて集中し直して、鈴鹿ではいつもどおり一番前でゴールできるように頑張ります」
●JSB1000ポールポジション/高橋 裕紀(KYB MORIWAKI MOTUL RACING)
「ウエットコンディションでは調子がよかったので、大きくセッティング変更することもなく走り込みに集中し、Q2だけを目指していました。僕はピレリタイヤを履いているので、ほかの上位とは違っていました。タイヤ、サスペンション、電子制御がうまくかみ合ったんだと思います。ピレリ特有の柔らかさが、今日の気温とうまくマッチしたのか、悪天候でも気持ちよく走ることができました。気持ちよく走れるバイクを造ってくれたチームに感謝したいです」
「明日はレースがしたかったです。でもこういう状況なので仕方ないですし、ドライコンディションで気持ちよく走り、ポールポジションが取れるように近づきたいです。ドライだと上位陣とは歴然とした差があるので、もっと頑張らないといけないと感じています。最終戦の鈴鹿はドライで臨めるでしょうからから、もっと詰めていきたいです。ピレリは気温に左右されることがあるので、チームと相談して最善の状態で挑みたいです」