SBK第11戦マニクール 決勝レース1
2018/09/30
レイが勝利で4年連続タイトルを獲得
SBK(スーパーバイク世界選手権)第11戦マニクールラウンドは、フランスのマニクールで決勝レース1を行ない、ジョナサン・レイ(カワサキ)が優勝、通算4回目となるSBKチャンピオンを獲得した。
レース1は気温18度、路面温度28度のドライコンディションで争われた。好スタートでレースをリードしたのはポールポジションからスタートしたトム・サイクス(カワサキ)。1周目をサイクスがトップで戻って来るが、2周目の3コーナーでレイがサイクスを交わしてトップに浮上。レイは5周目には2番手以下に約1秒のリードを取り、そのままトップをキープ。終盤にはその差を3秒以上に広げ、独走で今シーズン14勝目を記録、残り2戦4レースを残してタイトルを確定した。
サイクスはレイには先行されたものの、単独2番手をキープして2位に入賞。カワサキがワンツーフィニッシュを達成した。
3番手争いを序盤からチャビ・フォレズ(ドゥカティ)とロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)が展開していたが、終盤にはチャズ・デイビス(ドゥカティ)が加わり、3人によるバトルとなる。終始3番手をキープしたフォレズが第3戦アラゴンのレース1以来の表彰台となる3位に入賞。0.635秒差の4位にサバドーリが続き、デイビスは4位に終わった。
中盤すぎまで4、5人のライダーによる展開された6番手争いを抜け出し、終盤にマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)を交わしたマルコ・メランドリ(ドゥカティ)が6位に入賞。ファン・デル・マークは一度は単独6番手に浮上したものの、メランドリに交わされて7位入賞。序盤から中盤にかけて6番手争いをリードしていたトプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)はファン・デル・マークとメランドリが先行した後に、接戦の8番手争いを展開。ゴールラインまで続いた3人のバトルを僅差で制し8位に入賞した。中盤すぎまで単独10番手を走っていたユージン・ラバティ(アプリリア)は最後に8番手争いに追いつき、9位に入賞。終盤まで8番手争いをリードしていたロリス・バズ(BMW)は最後に二人に交わされ10位に終わった。
レオン・キャミア(ホンダ)が11位、ジョルディ・トーレス(MVアグスタ)が12位、ジェイク・ガニエ(ホンダ)が13位、レアンドロ・メルカド(カワサキ)が14位に、ロマン・ラモス(カワサキ)が15位に入賞。パトリック・ヤコブセン(ホンダ)は16位、ジェレミー・グアルノーニ(カワサキ)は17位で完走した。
アレックス・ロウズ(ヤマハ)は2周目の15コーナーで転倒、再スタートして18位でゴール。マイケル・リナルディ(ドゥカティ)はマシントラブルにより、4周目の3コーナーで転倒しリタイア。マチュー・ルシアーナ(アプリリア)は1周を回ってピットに戻りリタイア。ヤコブ・シュムルツ(ヤマハ)はマシントラブルでスタートできなかった。
WSS(スーパースポーツ世界選手権)クラスでは、スーパーポール2でフェデリコ・カリカスロ(ヤマハ)が1分40秒416を記録してポールポジションを獲得。2番手に1分40秒568でルーカス・マヒアス(ヤマハ)、3番手に1分40秒743でジュール・クルゼール(ヤマハ)が続き、大久保 光(カワサキ)はフリー走行総合8番手でスーパーポール2に進出。スーパーポール2では1分41秒596を記録して7番手を獲得した。
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