MotoGP第13戦サンマリノGP Moto3決勝
2018/09/10
ダラ・ポルタがグランプリ初優勝
MotoGP第13戦サンマリノGP、Moto3クラスは、イタリアのミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンチェリで決勝レースを行ない、ロレンツォ・ダラ・ポルタ(ホンダ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温27度、路面温度37度のドライコンディションで争われた。ポールポジションのホルヘ・マルティン(ホンダ)が好スタートを決めるが、1コーナーでガブリエル・ロドリゴ(KTM)がトップに浮上。1周目から激しいポジション争いが展開され、1周目のコントロールラインをファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)がトップで通過する。
2周目も各ポジションで接戦が展開されたが、最終コーナーで5番手を走っていたジャウマ・マシア(KTM)がハイサイド転倒、これにアロン・カネト(ホンダ)、佐々木 歩夢(ホンダ)、エネア・バスティアニーニ(ホンダ)、ニッコロ・ブレーガ(KTM)が巻き込まれる多重クラッシュとなり、カネト、佐々木、バスティアニーニ、ブレーガ、マシアがリタイアとなる。
このクラッシュでトップ争いはマルコ・ベゼッチ(KTM)、ジャンアントニオ、ロドリゴ、マルティン、ダラ・ポルタの5人の集団となり、後続を引き離してトップ争いを展開。序盤から終盤まで激しいポジション争いを繰り広げながら周回を重ねていく。
終盤に入った18周目以降のコントロールライン上ではベゼッチがレースをリードしたが、最終ラップに入る直前の15コーナーでトップを走っていたベゼッチが転倒を喫しリタイアに。
これでダラ・ポルタがトップに立つが、最終コーナー進入でジャンアントニオがインをついて前へ。しかし、立ち上がりでダラ・ポルタが交わし、マルティンを含めた3人が並んでゴールラインをめざす。ダラ・ポルタは逃げ切り、グランプリ初優勝を達成。0.058差でマルティンが2位に入賞、3位にジャンアントニオが続いた。ロドリゴは最後はトップ争いのバトルに加われず4位でゴール。
5位にヤコブ・コンフェイル(KTM)、6位にアルベルト・アレナス(KTM)、7位にデニス・フォッジア(KTM)、8位にダリン・ビンダー(KTM)、9位にアンドレア・ミーニョ(KTM)、10位にニッコロ・アントネッリ(ホンダ)の順で続いた。
鳥羽 海渡(ホンダ)は13位、真崎 一輝(KTM)は15位に入賞。鈴木 竜生(ホンダ)は11番手走行中の20周目に転倒リタイア。
ベゼッチがノーポイントに終わったことにより、マルティンがランキングトップに浮上。ベゼッチが8ポイント差のランキング2位で追うことになった。
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