ロレンソがポールポジションを獲得
MotoGP第13戦サンマリノGP、MotoGPクラスは、イタリアのミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンチェリで2日目の予選を行ない、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が1分31秒629でポールポジションを獲得した。
MotoGPクラスの3回のフリー走行でトップに立ったのはアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)。フリー走行総合11番手以下のライダーによって争われるQ1で上位につけたダニ・ペドロサ(ホンダ)とフランコ・モルビデリ(ホンダ)の二人を加えた12名のライダーによって、MotoGPクラスのQ2は気温25度、路面温度39度のドライコンディションで争われた。
セッション序盤にトップに立ったのはマルク・マルケス(ホンダ)。マルケスは開始3分すぎに1分32秒016を記録してリーダーボードのトップに立つ。ロレンソは1回目のコースインの計測2周目に1分31秒763を記録し、マルケスを交わしてトップに浮上。前後にソフトコンパウンドのニュータイヤを履いて2回目のアタックに出るが、タイム更新ならず。
マルケスもフロントにミディアム、リアにソフトのニュータイヤを履いて2回目のアタックに出たが、残り7分で15コーナーで転倒を喫してしまう。マルケスはすぐにピットに戻って、マシンを乗り換えてアタックを続行したが、タイム更新ならず。
いっぽうのロレンソは3度目のコースインの最後のアタックラップでサーキットベストとなる1分31秒629を記録し、今シーズン3度目となるポールポジションを獲得した。
2番手に残り6分で1分31秒916を記録したジャック・ミラー(ドゥカティ)が続き、ミラーはポールポジションを獲得したアルゼンチンGP以来のフロントロウ獲得となった。
終盤のアタックで1分31秒950を記録したマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が3番手を獲得。フリー走行総合トップのドビジオーゾは、ビニャーレスに逆転されるまで3番手をキープしていたが、1分32秒003で4番手となった。
マルケスはマシンを乗り換えてアタックを行なったものの、自己ベスト更新はならず、序盤に記録した1分32秒016で5番手に。カル・クロッチロウ(ホンダ)が1分32秒025で6番手に続いたが、クロッチロウは終盤のアタックラップ中に1コーナーで転倒を喫してしまった。
バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は1分32秒028で7番手。8番手に1分32秒136でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、9番手に1分32秒250でヨハン・ザルコ(ヤマハ)、10番手に1分32秒338でアレックス・リンス(スズキ)の順で続いた。
Q1トップのペドロサは1分32秒369で11番手、フランコ・モルビデリ(ホンダ)は走行開始が遅れた上に終盤の4コーナーで転倒を喫し、ラップタイムを計測できず12番手に終わった。
以下、Q1のタイム順にアンドレア・イアンノーネ(スズキ)が1分32秒566で13番手、ミケーレ・ピロ(ドゥカティ)は1分32秒624で14番手、アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が1分32秒792で15番手。16番手に1分33秒084でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、17番手に1分33秒085でブラドリー・スミス(KTM)、18番手に1分33秒361でワイルドカード参戦のHRCテストライダー、ステファン・ブラドル(ホンダ)が続き、中上 貴晶(ホンダ)は1分33秒437で19番手スタートとなった。
20番手に1分33秒502でケガからの復帰戦のポル・エスパルガロ(KTM)、21番手に1分33秒572でスコット・レディング(アプリリア)、22番手に1分33秒705でハビエル・シメオン(ドゥカティ)、23番手に1分33秒755でトーマス・ルティ(ホンダ)、24番手に1分33秒812でカレル・アブラハム(ドゥカティ)、25番手に1分34秒080でハフィス・シャリン(ヤマハ)が続き、代役としてMotoGP初参戦のクリストフ・ポンソン(ドゥカティ)は1分37秒180で26番手から決勝に臨む。