2016年からMotoGPクラスのオフィシャルタイヤサプライヤーとなるフランスのタイヤメーカー、ミシュランは3日間のオフィシャルテストが実施されたセパン・インターナショナル・サーキットで、2月7日に2016年に向けたテストを行なった。参加したのは、ホンダ、ヤマハ、ドゥカティ、スズキ、アプリリアの5メーカーのテストライダー。ホンダは青山博一、ヤマハはコーリン・エドワーズと中須賀克行、ドゥカティはミケーレ・ピロ、スズキはランディ・ド・ピュニエ、アプリリアはマイケル・ラバティと6名のライダーがテストを担当した。
各ライダーは、ミシュランが準備した2016年から導入が予定されている17インチのタイヤの検証と同時に、それぞれのマシンに合わせたセットアップを開始。2月下旬のMotoGPセパンオフィシャルテスト2回目の終了翌日には、レギュラー参戦ライダーもこのタイヤの確認を行なう予定となっており、テストライダーの手によって、レギュラーライダーのためのタイヤのチョイスと、ベースセッティングの準備が進められた。
トゥホイール・モータースポーツ部のマネージャー、ピエロ・トラマッソは、「今日のようなテストを実施する際、7タイプのフロントタイヤと4〜5タイプのリアタイヤを投入します。テストライダーたちと共に、その中から最善と思われる選択をします。そして、オフィシャルライダーたちが選択されたタイヤをテストします。このプロセスは、7月ごろまで続きます。我々はフロントとリアをフィックスし、全てのレーストラックに必要な全てのコンパウンドが何か把握します」と、タイヤ開発の流れを説明している。