●優勝/YAMAHA FACTORY RACING TEAM
中須賀克行「正直、何もしてないですが記録を作れたのはうれしいです。全日本でバイクを造ってきて、こうやって結果に結びつけられたことは、やってきたことが間違ってなかったことを証明できました。今年もチームメイト二人に刺激を受けました。本当は一緒に走ってここ(記者会見場)にいたかったけど、昨日の転倒でケガして一回も走れなかったのは悔しいです。でもヤマハが4連覇という記録を作ったのはうれしいし、これからも全日本でしっかりマシンを造って来年も記録を伸ばしたいです」
アレックス・ロウズ「すばらしいバイクだよ。ナカスガは決勝を走らなかったけど、今日の勝利は彼のおかげ。追い越しやすいバイクだったからとても助かった。乗り心地もよかった。今日は天気がいろいろだったけど僕は運良く安定した天候で走った。マイケルは大変だったと思う。すばらしい仕事をしたし、感謝している。僕は3回目、チームにとっては4回目の優勝だ。来年も鈴鹿に来たいし、これからもこの記録が続いてほしいと思ってるよ」
マイケル・ファン・デル・マーク「本当にタフなレースだった。ナカスガがケガをしてしまい、決勝は二人だけになると分かった瞬間からドキドキした。スタートライダーが僕になると決まったときもストレスを感じたよ。でもやるしかないから頑張った。僕のスティントではいつもセーフティカーが入ったりして長くてきつかったけど、それを乗り越えてホッとしてる。最後までいいギャップを保ててよかった。いろいろなことがあったけど、チームは最初の戦略を替えずにいてくれたから、安心して戦うことができた。優勝できてうれしい。来年も同じメンバーで5勝目を挙げたいよ!」
●2位/Red Bull Honda with Japan Post
高橋巧「天候が安定せずに、スタート前に雨が降ってきたり大変なレースでした。ハイペースで、差をつけられずにバトンを渡したかったけれど、今は悔しさしかありません。何を言っていいか分からないほどです。自分は3時間しか走らず、あとは二人に任せるレースでした。二人には、自分が造った未完成で乗りづらいバイクで頑張ってもらいました。来年も、もし走れるチャンスがあるなら、もっといいマシンを造り、万全の準備をして臨みたいです」
中上貴晶「三人でベストを尽くせましたが、2位で負けなので、悔しい気持ちの方が強いです。昨年、自分が転倒したので、今年はリベンジの気持ちもありました。その中で三人がベストを尽くせたのはよかったと思います。来年もチャンスがあれば、打倒ヤマハで戦いたいです。今年はHRCが10年ぶりに復活し、とてもいいことだと思うので、来年はチャンスを生かしたいです」
パトリック・ジェイコブセン「難しい一日だった。僕はウエットコンディションでテストをしていなかったから緊張した。ましてHRCの復活で、その役を自分に任せてくれたから。本当ならウエットコンディションも好きだし、もっといいパフォーマンスができたと思う。でも、ナーバスになっていたんだ。でも、きちんとチームメイトにマシンを渡せてうれしかった。いいチームメイトに恵まれた。もう少し頑張れば優勝できる実力があったと思う。このすばらしい機会を与えてくれてみなさんに感謝している」
●3位/Kawasaki Team GREEN
渡辺一馬「率直に、優勝できずに悔しいです。昨日までの流れからすれば、勝てるチャンスはありました。だから残念だし、悔しいです。でも3位はチームとして頑張った結果です。来年に向けて自分ももっと強く、速くなれるように頑張り続けます。自分としては2年続けて表彰台に乗ることができました。この機会を作ってくれたスタッフみんなにお礼を言いたいです」
ジョナサン・レイ「とてもとても難しいコンディションだった。ベストを尽くしたけど、経験のあるライダーがトラックにいて、それをうまくかわして走るのは難しかった。個人的には、ピットボードで『入れ』という指示があったときに無視すればよかったとか、いろいろと反省することはある。でも、僕たちのバイクにはスピードとパワーがあるから優勝もできるはずだ。それを証明したかったけど、今日は勝てなかった。ヤマハにおめでとう。ホンダにもおめでとう。チームメイトには感謝している。ありがとう」
レオン・ハスラム「今の気持ちは、うれしくも悔しくもある。僕は鈴鹿8耐で、2位も3位も経験があるから、今年こそ1位だと思ってたんだ。自分のスティントではアレックスといいバトルができたよ。いろいろなレースをしたなと思う。いろいろあった中で3位で終われたからよかったと思う。来年もまた戻ってきて優勝を勝ち取りたい」