2018鈴鹿8耐 5時間からゴール ヤマハが4連覇&TSRが世界チャンピオンに
2018/07/29
【4時間~5時間】
YAMAHA FACTORY RACING TEAMアレックス・ロウズがトップで周回。
前回のピットインのタイミングで少しタイムをロスしたKawasaki Team GREENレオン・ハスラムは、Red Bull Honda with 日本郵便の中上貴晶に10秒以上離されて周回。膠着状態に入った。
スタートから4時間45分。
YAMAHA FACTORY RACING TEAM、Kawasaki Team GREENがピットワークを終えてコースに出た途端に雨が落ちてきた。
あっという間に強まる雨脚。
そして次の瞬間には青空が顔をのぞかせる。
そしてデグナーでMuSASHi RT HARC-PRO.Honda水野涼が転倒。
セーフティカーが入った。
Kawasaki Team GREENは2台目のセーフティカーの後ろになってしまったため、トップ2台との差が開いてしまった。
セーフティカー介入中に天候は回復。
さらにTONE RT SYNCEDGE 4413の三原壮紫が転倒してしまった。
【5時間~6時間】
セーフティカーが何周にもわたって介入している間に天候は雨から晴れ、晴れから雨へと刻々と変わった。
その間にRed Bull Honda with 日本郵便がピットイン。
レインタイヤに交換してパトリック・ジェイコブセンがコースイン。
YAMAHA FACTORY RACING TEAMもピットに入り、レインタイヤに交換。
その直後。
Kawasaki Team GREENジョナサン・レイが転倒。
大きな損傷はなく、すぐにマシンを起こしてピットに向かう。
マシンはすぐにピットボックスに入れられ、マシン修復が始まった。
140周。
ようやく40分間ほど入っていたセーフティカーがコースから離れた。
トップはRed Bull Honda with 日本郵便ジェイコブセン。
2秒差の2番手にYAMAHA FACTORY RACING TEAMファン・デル・マーク。
Kawasaki Team GREENは渡辺一馬にライダー交代して1周遅れとはいえ3番手のままでコース復帰した。
142周目。
YAMAHA FACTORY RACING TEAMファン・デル・マークがRed Bull Honda with 日本郵便ジェイコブセンをかわしてトップ奪還。
ところがここでコース上にオイルが出てセーフティカーが入った。
その間に天候も回復。
雨が上がって青空が広がった。
セーフティカーが介入したまま6時間が経過した。
【6時間~7時間】
コース上のオイル処理に時間がかかり、フルコースコーションのまま時間が経過。
30分以上経過し、152周目にようやくレース再開。
トップのYAMAHA FACTORY RACING TEAMマイケル・ファン・デル・マークは、2番手のRed Bull Honda with 日本郵便パトリック・ジェイコブセンをあっという間に引き離してトップ独走状態に入る。
156周目。
4番手を走行していたau・テルル MotoUP RT秋吉耕佑が逆バンクで転倒。
166周目。
Kawasaki Team GREEN、YAMAHA FACTORY RACING TEAMがピットワークを終えた。
Kawasaki Team GREENはレオン・ハスラム、YAMAHA FACTORY RACING TEAMはアレックス・ロウズが走り始めた。
残り1時間10分。
2チームはもう一回ピットに入らなければ燃料が足りない可能性がある。
これに対してRed Bull Honda with 日本郵便は170周目にピットに入る。
中上貴晶にライダー交代。残りは1時間5分。
そして7時間が経過した。
【7時間~ゴール】
トップを走行するYAMAHA FACTORY RACING TEAMマイケル・ファン・デル・マーク。
Red Bull Honda with 日本郵便の中上貴晶は無理に追いかけることなく、燃費走行に入ったかに見えた。
18時38分。
ライトオンボードが提示された。
残り45分を切ってKawasaki Team GREENが最後のピットワークに入る。
ジョナサン・レイが最後の走行に出る。
残り30分。
8番手を走行中のHonda Suzuka Racing Teamが白煙を上げてマシンを止めてしまった。
192周目。
残り16分。
トップのYAMAHA FACTORY RACING TEAMが最後のピットイン。
マイケル・ファン・デル・マークがトップのままコース復帰。
サーキットはすっかり暗闇に包まれた。
そしてYAMAHA FACTORY RACING TEAMが4連覇を達成。
国内ファクトリーチームを復活させて鈴鹿8耐優勝をねらったRed Bull Honda with 日本郵便は2位でチェッカー。
Kawasaki Team GREENは転倒アクシデントを乗り越えて3位表彰台を獲得。
またF.C.C.TSR Honda Franceは5位でチェッカーを受け、日本チーム初の世界耐久チャンピオンに輝いた。
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