MotoGP第9戦ドイツGP Moto2決勝
2018/07/16
MotoGP第9戦ドイツGP、Moto2クラスは、ドイツのザクセンリンクで決勝レースを行ない、ブラッド・ビンダー(KTM)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温24度、路面温度40度のドライコンディションで争われた。好スタートでレースをリードしたのはルカ・マリーニ(カレックス)。フランチェスコ・バニャーヤ(カレックス)、マッティア・パシーニ(カレックス)とフロントロウのイタリア人3人がレースをリードする。
ところが1周目の最終コーナーでパシーニが転倒、直後につけていたバニャーヤがこれを避けるためにグラベルに飛び出してしまう。パシーニはそのままリタイア、バニャーヤは25番手まで後退し、追い上げのレースを余儀なくされる。
序盤はマリーニとホアン・ミル(カレックス)がトップ争いを展開するが、ビンダーがトップ争いに追いつき、10周目の1コーナーでマリーニを交わして2番手に浮上、さらにミルも交わしてトップに浮上する。
ここから3人によるトップ争いとなるが、中盤すぎの15周目付近からビンダーが抜け出し、トップで周回を重ねていく。ミルとマリーニはビンダーに勝負をしかけることはなく、そのままビンダーがMoto2クラス初優勝を達成。18周目にマリーニを交わしたミルが2番手をキープし、Moto2クラスでは2回目、クラスベストリザルトとなる2位に入賞。マリーニもグランプリ初表彰台となる3位に入賞した。
バニャーヤのアクシデントによる後退で、ランキング2位のミゲール・オリベイラ(KTM)はポイント差を縮めるため、序盤からプッシュしたものの、トップ争いに加わるところまでは至らず、4位でゴール。
5位にサム・ロウズ(KTM)、6位にマーセル・シュローター(カレックス)が入賞。終盤に8人のライダーによる争いとなった7番手争いを、チャビ・ビエルヘ(カレックス)が制して7位入賞。僅差の8位にシモーネ・コルシ(カレックス)、9位にファビオ・クアルタラーロ(スピードアップ)、10位にホルヘ・ナバーロ(カレックス)の順で入賞した。
バニャーヤは着実にポジションを挽回、終盤には7番手争いの集団に追いつき、最終ラップにアレックス・マルケス(カレックス)を交わして12位に入賞。ランキングトップを守ったが、オリベイラとの差は7ポイント差となった。
長島 哲太(カレックス)は好スタートを切ったものの、ジャンプスタートのペナルティを取られ、ペナルティを消化する前の5周目の3コーナーで転倒、リタイアに終わった。
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