MotoGP第3戦アメリカズGP Moto3決勝
2018/04/23
MotoGP第3戦アメリカズGP、Moto3クラスは、アメリカのテキサス州にあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で決勝レースを行ない、ホルヘ・マルティン(ホンダ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温17度、路面温度22度のドライコンデションで争われた。スタート直後の1コーナーで、イン側にいたガブリエル・ロドリゴ(KTM)が転倒、アダム・ノロディン(ホンダ)、マルコス・ラミレス(KTM)、ジャウマ・マシア(KTM)、鳥羽 海渡(ホンダ)が巻き込まれてしまう。ロドリゴ、ラミレス、マシアは再スタートできたが、鳥羽とノロディンは再スタート後、ピットに戻り、リタイアに終わってしまう。
マルティンが1周目をトップで戻り、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)が2番手に続く。序盤は12人のライダーがトップ集団を形成するが、レース中盤にはトップ集団は2グループに分かれる。
マルティン、マルコ・ベゼッチ(KTM)がトップを争い、ジャンアントニオ、エネア・バスティアニーニ(ホンダ)がこれに続いて周回を重ねていくが、13周目にマルティンがファステストを更新、逃げにかかる。
これに反応したのがバスティアニーニ。バスティアニーニは2番手に浮上すると、同じ周回にファステストを更新してマルティンを追い、2周にわたって二人のファステスト更新が続くが、マルティンは2番手のバスティアニーニとの差を約1秒に広げることに成功。
マルティンはそのリードを守って、バスティアニーニに勝負のチャンスを与えることなく、逃げ切り、トップでチェッカーを受けると、開幕戦カタールに続いて今シーズン2勝目を記録した。
バスティアニーニは1秒451差の2位でゴール。今シーズン初表彰台を獲得した。3番手争いは最終ラップの最終コーナーまでベゼッチとジャンアントニオが争い、最終コーナー侵入でジャンアントニオが前に出たものの、立ち上がりでふくらみ、ベゼッチが3位表彰台を獲得。ジャンアントニオがふくらんだ間にアンドレア・ミーニョ(KTM)が前に出ることに成功し、4位に入賞。ジャンアントニオは僅差の5位に終わった。
6位にフィリップ・エッテル(KTM)、7位にヤコブ・コンフェイル(KTM)、8位にアロン・カネト(ホンダ)が続き、鈴木 竜生(ホンダ)は序盤はトップ争いに加わったものの、9位でゴール。10位にリビオ・ロイ(KTM)が続き、鈴木と同じく、序盤はトップ争いに加わった佐々木 歩夢(ホンダ)は11位に入賞した。真崎 一輝(KTM)はCOTA初レースを22位でチェッカーを受けた。
チャンピオンシップ争いは優勝したマルティンがランキングトップに浮上、カネトは7ポイント差のランキング2位に後退した。
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