MotoGP第5戦フランスGP Moto3 2日目予選
2017/05/21
MotoGP第5戦フランスGP、Moto3クラスは、フランスのル・マン、ブガッティサーキットで2日目の予選を行ない、ホルヘ・マルティン(ホンダ)が1分42秒813でポールポジションを獲得した。
Moto3クラスは午前中のフリー走行3回目までウエットコンディションでのセッションとなったが、午後の予選は天候が回復、ドライコンディションで争われた。ただし、残り10分を切ったあたりで雨が落ち始め、レッドクロス旗が掲示される場面もあったが、大きな影響はなく、終盤のアタックでファステストラップが更新された。
セッション序盤をリードしたのはホアン・ミル(ホンダ)。開始16分すぎにニッコロ・アントネッリ(KTM)がトップに立ち、開始22分すぎにはロマーノ・フェナティ(ホンダ)がトップに浮上する。
終盤のアタックが始まる残り10分前後で雨が落ち始め、コーナーポストにレッドクロス旗が掲示される。しかし、雨が本格的に降り出すことはなく、再び空は明るくなると、最後のアタックが繰り広げられる。
チェッカーぎりぎりでニッコロ・ブレーガ(KTM)が1分42秒844とファステストラップを更新してトップに浮上。ブレーガはさらにアタックを続行する。先行していたマルティンはブレーガのタイムを上回る1分42秒813を記録して一瞬トップに立つが、直後にブレーガが1分42秒710をたたき出し逆転する。しかし、このラップでブレーガはコースリミットをオーバーして走行したパートがあり、このタイムは抹消されることになる。この結果、マルティンが、前戦スペインGPから連続、今シーズン3回目となるポールポジションを獲得した。
ブレーガは1分42秒844で2番手、3番手に1分42秒961でフアンフラン・ゲバラ(KTM)が続き、ウエットのフリー走行では下位に沈んでいたフェナティが1分42秒999で4番手に続いた。
5番手に1分43秒038でアルベルト・アレナス(マヒンドラ)、6番手に1分43秒051でアントネッリ、7番手に1分43秒051でマルコス・ラミレス(KTM)、8番手に1分43秒057でミル、9番手に1分43秒086でボ・ベンスナイダー(KTM)の順で続き、ワイルドカードでMoto3クラスに久しぶりに参戦したダニー・ケント(KTM)は1分43秒186で10番手に。前戦のウイナー、アロン・カネト(ホンダ)は1分43秒352で12番手となった。
日本勢では、鈴木 竜生(ホンダ)が1分43秒793で22番手、鳥羽 海渡(ホンダ)はセッション序盤の3コーナーで、目の前で転倒したマシンを避けることができず接触、転倒を喫してしまったが、すぐに再スタート。1分43秒918で26番手。佐々木 歩夢(ホンダ)は最後のアタックラップ中に7コーナーで転倒してしまったが、1分43秒928で27番手となった。
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