アジア選手権がマレーシアのジョホールサーキットで開幕。SS600のレース2で羽田大河が初優勝を飾った。
レース1は昨年のチャンピオン、ザクワン・ザイディ(ホンダ)が優勝。羽田は2位に入り、伊藤勇樹(ヤマハ)が3位表彰台を獲得と、日本人が表彰台の2席を占める。
そしてレース2。3番手フロントロウからスタートした羽田は好スタートを切ってホールショットを奪うと、そのままレースをリード。デチャ・クライサルト(ヤマハ)とアズラン・シャー・カマルザマン(カワサキ)、アハマド・ユディスティラ(カワサキ)を従えて4台のトップ集団を引っ張る。
レース序盤にクライサルトが転倒して戦線離脱。ユディスティラが遅れ出し、カマルザマンとの一騎打ちになった羽田。落ち着いたレース展開を見せ、最後にはカマルザマンを引き離し、独走で初優勝を飾った。
また、トップ集団から遅れたユディスティラを追いかけてダブル表彰台をねらった伊藤は、レース中盤にいったんは前に出たものの、その直後にコースアウト。11位に終わった。
AP250クラスでは山本剛大(ホンダ)がレース1で2位、レース2で3位とダブル表彰台を獲得。今季AP250にスイッチした小山知良(ホンダ)はウイークの金曜日にマシンのシェイクダウンという厳しい状況。レース1では7位にとどまったが、レース2では表彰台争いを展開。4位でフィニッシュした。