MotoGP第1戦カタールGP 3日目のセッションは雨の影響で全クラスキャンセル
2017/03/26
MotoGP第1戦カタールGPの3日目は前夜に激しく降った雨により、路面が乾かず、ナイトセッションでの走行は危険と判断され、3日目に予定されていたMoto3クラスとMoto2クラスの予選、MotoGPクラスのフリー走行4回目、Q1、Q2の全セッションがキャンセルされた。決勝グリッドは各クラスの3回のフリー走行総合結果がベースとなる。
Moto3クラスではホルヘ・マルティン(ホンダ)がFP3で記録した2分06秒817でポールポジションを獲得、初日総合トップのフィリップ・エッテル(KTM)がFP1で記録した2分06秒981で2番グリッドを獲得。FP3で2分06秒989を獲得したロマーノ・フェナティ(ホンダ)が3番グリッドを獲得した。
日本勢では佐々木 歩夢(ホンダ)がFP1で記録した2分07秒810で15番手、鈴木 竜生(ホンダ)がFP3で記録した2分08秒149で20番手、鳥羽 海渡(ホンダ)がFP1で記録した2分08秒750で28番手となった。
Moto2クラスでは、フランコ・モルビデリ(カレックス)がFP3で記録した2分00秒349でポールポジションを獲得。2番手にFP3で記録した2分00秒372でアレックス・マルケス(カレックス)が続き、マルクVDSチームがワンツーを獲得。3番手にFP1で2分00秒422を記録し、初日総合トップとなったトーマス・ルティ(カレックス)が続き、中上 貴晶(カレックス)はFP1で記録した2分00秒502で4番手。長島 哲太(カレックス)は2分01秒273で21番番手。
MotoGPクラスではマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)がFP1で記録した1分54秒316でポールポジションを獲得。2番手にFP3で1分54秒848を記録したアンドレア・イアンノーネ(スズキ)が続き、マルク・マルケス(ホンダ)はFP1で記録した1分54秒912で3番手とフロントロウを獲得。
MotoGPルーキーのヨハン・ザルコ(ヤマハ)がFP3で記録した1分55秒008で4番手と、ルーキートップ、インディベントチームトップとなった。5番手に1分55秒042でアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)、6番手に1分55秒085でスコット・レディング(ドゥカティ)、7番手に1分55秒113でダニ・ペドロサ(ホンダ)、8番手に1分55秒208でジョナス・フォルガー(ヤマハ)、9番手に1分55秒211でカル・クロッチロウ(ホンダ)の順で続き、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)はFP2で記録した1分55秒414で10番手。ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)はFP3で記録した1分55秒461で12番手。
MotoGPのセーフティオフィサーの一人であるロリス・カピロッシは「プラクティスを行なおうとしたが、問題は予想以上に大きく、全セッションをキャンセルしなければならなかった。カタールは年間降水量も少ないため、ロサイルインターナショナルサーキットは排水設備がないからだ。明日も排水作業を引き続き行なうので、日曜日に予選を行なうことはできない。もし、明日もまた激しい雨となった場合は、レースをキャンセルする可能性もある。その場合、2009年のように月曜日に決勝を行なうというのも一つのオプションだ。現状、1コーナー、3、4コーナー、10コーナーのブレーキングポイントにまだ水たまりがあるので、今夜もポンプを使って排水作業を引き続き行なう」とカタールGPの3日目の状況について説明した。
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