MotoGP第18戦(最終戦)バレンシアGP、Moto3クラスは、スペインのバレンシア、リカルド・トルモサーキットで2日目の予選を行ない、アロン・カネト(ホンダ)が1分39秒261でポールポジションを獲得した。
Moto3クラスの予選は気温17度、路面温度22度のドライコンディションで争われた。セッション序盤にトップに立ったのはフィリップ・エッテル(KTM)。エッテルがまず最初に1分39秒台にタイムを入れるが、直後にフランチェスコ・バニャーヤ(マヒンドラ)が逆転。さらにエネア・バスティアニーニ(ホンダ)がファステストを更新して序盤のアタックを終える。
セッション中盤にホアン・ミル(KTM)がトップに立つが、エッテルがファステストを更新して逆転し、終盤までリーダーボードのトップをキープする。最後のアタックが始まると、チェッカー直前にブラッド・ビンダー(KTM)が1分39秒279とファステストを更新してトップに浮上。しかし、カネトが最後のアタックで1分39秒261をたたき出し、ホームレースでグランプリ初ポールポジションを獲得した。
ビンダーはコンマ018秒差の2番手。最後のアタックで1分39秒383を記録した尾野 弘樹(ホンダ)が3番手フロントロウを獲得した。
4番手に1分39秒420でニッコロ・ブレーガ(KTM)。フリー走行1回目でトップタイムを記録していたフアンフラン・ゲバラ(KTM)は予選ではセッション序盤にハイサイドでマシンから振り落とされたものの、何とか立て直して転倒を逃れた。ゲバラは最後のアタックで1分39秒463をマークし、5番手つけた。
6番手に1分39秒524でニッコロ・アントネッリ(ホンダ)が続き、エッテルは最後のアタックで自己べスト更新ならず、1分39秒552で7番手。8番手に1分39秒553でボ・ベンスナイダー(KTM)、9番手に1分39秒559でエネア・バスティアニーニ(ホンダ)、10番手に1分39秒577でホアン・ミル(KTM)の順で続き、鈴木 竜生(マヒンドラ)は1分39秒925で22番手となった。