MotoGP第17戦マレーシアGP、Moto3クラスは、マレーシアのセパンインターナショナルサーキットで決勝レースを行ない、フランチェスコ・バニャーヤ(マヒンドラ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温32度、路面温度40度のドライコンディションで争われたが、序盤から多重クラッシュにより多くのライダーが脱落、荒れたレースとなった。
スタート直後の2コーナーで、アンドレア・ミーニョ(KTM)とフアンフラン・ゲバラ(KTM)が接触転倒、佐々木 歩夢(ホンダ)も2コーナーで転倒しリタイアに終わった。
続く6コーナーでは、ホルヘ・マルティン(マヒンドラ)がハイサイド転倒、フィリップ・エッテル(KTM)、アロン・カネト(ホンダ)、ニッコロ・ブレーガ(KTM)、アダム・ノロディン(ホンダ)が巻き込まれて転倒する。
レースはブラッド・ビンダー(KTM)のリードで始まり、3周目にホアン・ミル(KTM)がトップに浮上するが、3周目の7コーナーで、トップ集団の中からミル、ビンダー、ロレンツォ・ダラ・ポルタ(KTM)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)が相次いでスリップダウン。これでバニャーヤが単独トップに浮上する。
バニャーヤはライバルの脱落により、7周目には2番手以下に約5秒のリードを取り独走、18周の予定で行なわれたレースの14周目の最終コーナーでマリア・エレーラ(KTM)が転倒、これで赤旗が掲示され、レースは13周目のコントロールライン通過順位で終了となった。バニャーヤはオランダGP以来となるシーズン2勝目を記録。
2位にヤコブ・コンフェイル(KTM)、3位にボ・ベンスナイダー(KTM)が入賞。コンフェイルは昨年のバレンシアGP以来の表彰台、ベンスナイダーはイギリスGP以来、今シーズン2度目の表彰台を獲得した。
4位にファビオ・クアルタラーロ(KTM)、5位にアンドレア・ロカテッリ(KTM)、6位にマルコス・ラミレス(マヒンドラ)、7位にガブリエル・ロドリゴ(KTM)、8位にカイルール・イダム・パウィ(ホンダ)、9位にリビオ・ロイ(ホンダ)、10位にダリン・ビンダー(マヒンドラ)の順で続き、鈴木 竜生(マヒンドラ)は3周目に転倒リタイア、尾野 弘樹(ホンダ)は予選でハイサイド転倒した際に頭を強打し、体調不良により決勝レースを欠場した。