MotoGP第13戦サンマリノGP、Moto3クラスはイタリアのミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンチェリで2日目の予選を行ない、ブラッド・ビンダー（KTM）が1分42秒398でポールポジションを獲得した。

Moto3クラスの予選は気温27度、路面温度40度のドライコンディションで争われた。セッション序盤をリードしたのはエネア・バスティアニーニ（ホンダ）。午前中のフリー走行3回目を2番手で終えていたビンダーは、真っ先にコースに出た2回目のアタックで1分42秒899を記録してトップに立つ。その約4分後に、1分42秒631をマークしたニッコロ・ブレーガ（KTM）がトップに浮上し、2回目のアタックが終了。

残り5分となったところで最後のアタックが開始されたが、コース上は混み合っており、クリアラップが難しい状況だった。しかし、集団の先頭に立ち、最後のアタックに出たビンダーは最後のアタックで1分42秒398をたたき出し、今シーズン4回目となるポールポジションを獲得した。

2番手に1分42秒548でバスティアニーニが続き、ブレーガは1分42秒631と3番手フロントロウを獲得。フロントロウにホームレースのイタリア人ライダーが二人並んだ。

4番手に1分42秒659でヤコブ・コンフェイル（KTM）、5番手に1分42秒710でホルヘ・ナバーロ（ホンダ）が続いたが、ナバーロは最後のアタックの4コーナーで転倒を喫してしまった。チームメイトのアロン・カネト（ホンダ）が1分42秒842で6番手に。7番手に1分42秒955でフィリップ・エッテル（KTM）が続き、尾野 弘樹（ホンダ）は最後のアタックで1分42秒962を記録し、8番手を獲得した。

9番手に1分42秒985でフアンフラン・ゲバラ（KTM）、10番手に1分43秒033でファビオ・ディ・ジャンアントニオ（ホンダ）が続き、午前中に行われたフリー走行3回目で1分42秒371のファステストラップを記録していたホアン・ミル（KTM）は予選の1回目のアタック終了後にトラブルに見舞われたようで、しばらくピットで待機したことが影響し、1分43秒291で16番手に終わった。鈴木 竜生（マヒンドラ）は1分44秒314で30番手となったが、フリー走行2回目でのスロー走行のペナルティにより33番グリッドから決勝に臨む。