MotoGP第8戦オランダGP Moto3決勝
2016/06/27
MotoGP第8戦オランダGP、Moto3クラスは、オランダのアッセンで決勝レースを行ない、フランチェスコ・バニャーヤ(マヒンドラ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは周回数22周、気温18度、路面温度26度のドライコンディションで争われた。レースは序盤から15人前後のライダーがトップグループを形成。バニャーヤ、アンドレア・ミーニョ(KTM)、ロマーノ・フェナティ(KTM)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)がトップの座を入れ替えながら周回を重ねていく。
終盤に入ると、トップグループにつけていたポイントリーダーのブラッド・ビンダー(KTM)が16周目の15コーナーでマシンを振られてコースオフ、トップ争いから脱落する。さらに19周目の10コーナーでポールポジションスタートのエネア・バスティアニーニ(ホンダ)が転倒しリタイアとなる。最終的に11人のリアだーがトップ集団に残り、最終ラップの15コーナーでミーニョがトップに浮上、最終シケインにトップで進入するが、シケイン立ち上がりでイン側からバニャーヤが前に出て、コンマ018秒の僅差でレースを制し、バニャーヤはグランプリ初優勝を達成、マヒンドラにとってもMoto3クラス初制覇となった。
ミーニョは2位でチェッカーを受けたが、トップに浮上した際にコース外走行で審議対象となり、1ポジション降格のペナルティを受け、3位となった。この結果、2位には3位でチェッカーを受けたジャンアントニオが繰り上がることに。それでもミーニョにとってはグランプリ初表彰台、ジャンアントニオにとっては第6戦イタリアGP以来の通算2度目の2位表彰台獲得となった。
4位にフェナティ、5位にニッコロ・アントネッリ(ホンダ)が入賞し、トップ5をイタリア人ライダーが独占した。
6位にジュール・ダニーロ(ホンダ)、7位にニッコロ・ブレーガ(KTM)、8位にホアン・ミル(KTM)が続き、ボ・ベンスナイダー(KTM)がホームレースでベストフィニッシュとなる9位に入賞。ホルヘ・ナバーロ(ホンダ)の代役として参戦したロレンツォ・ダラ・ポルタ(KTM)が10位に入賞した。トップから11位のフィリップ・エッテル(KTM)まで1秒153差という接戦だった。ビンダーはコースオフで遅れ、12位でチェッカーを受けたが、ランキングトップの座をキープ、ランキング2位のフェナティとの差は48ポイント差に縮まった。
鈴木 竜生(マヒンドラ)は14番手を争っていた、13周の1コーナーで転倒、リタイアに終わった。
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