●JSB1000予選
全日本RR第2戦は鈴鹿2&4。JSB1000クラスのみの開催で、JSB1000クラスにとっては実質的な開幕戦。しかも200キロというセミ耐久。さらに8耐出場権をかけたトライアウトという特殊な大会になった。81台という大量エントリーが発表されたが、熊本に拠点を置くホンダ熊本レーシングをはじめとした4チームと、前週のテストで転倒、負傷した須貝義行ら2チームが欠場した。
曇り空のもとで行なわれた予選は2組に分かれてのタイムアタック。A組で中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)がセッション残り1分で2分5秒799という好タイムをマーク。自身が持つ2分5秒192のレコードには届かなかったものの、A組2番手の柳川明(Team GREEN)に2秒近い大差をつける。
B組の走行は大荒れ。高橋裕紀(MORIWAKI RACING)が他車と接触して転倒したのを皮切りに、加賀山就臣(Team KAGAYAMA)も転倒。セッション残り1分のところで高橋巧(MuSASHi RT ハルク・プロ)がオーバーラン。結局B組のトップは津田拓也(ヨシムラスズキシェルアドバンス)で2分7秒487。高橋は0.5秒差の2番手。
この結果、中須賀が圧勝でポールポジションを獲得。津田が2番手。以下、高橋、柳川、秋吉耕佑(au & テルル ・ Kohara RT)、山口辰也(TOHORacing)というトップ6だった。