MotoGP第4戦スペインGP Moto3決勝
2016/04/25
MotoGP第4戦スペインGP、Moto3クラスは、スペインのヘレスサーキットで決勝レースを行ない、ブラッド・ビンダー(KTM)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温18度、路面温度25度のドライコンディションで争われた。予選で2番グリッドを獲得していたビンダーだが、予選後のテクニカルチェックでマシンにECUソフトウエア違反が判明、決勝は最後尾グリッドからスタートとなるペナルティを受けた。
レースはフランチェスコ・バニャーヤ(マヒンドラ)が好スタートでトップに立ち、序盤からホルヘ・ナバーロ(ホンダ)、ニッコロ・ブレーガ(KTM)がトップ集団を形成、4番手以下を引き離してトップ争いを展開し、ナバーロがレースをリードしていく。 最後尾からスタートしたビンダーは1周目を18番手で通過すると、4周目には10台前後のセカンドグループに追いつき、8周目にはセカンドグループの先頭となる4番手に浮上。そこからトップを行く3人との差を縮めていく。
レース終盤にはトップを行く3人の背後に迫ったビンダーは15周目の1コーナーでブレーガを交わして3番手に浮上、18周目のバックストレートエンドでついにトップに浮上する。そこからビンダーは3人を引き離して単独トップに立つと、今シーズン初優勝を達成した。
ビンダーが逃げた後、ナバーロ、バニャーヤ、ブレーガの3人が2番手争いを展開。終盤まで様子を見ていたブレーガは最終ラップのバックストレートエンドで二人のインをついて2番手に浮上。その後の10コーナーの立ち上がりではナバーロとバニャーヤが前に出て、ナバーロが先頭で最終コーナーに進入するが、ここでまた2台のインをついたブレーガが2番手に浮上し、そのままチェッカーを受けてグランプリ初表彰台となる2位を獲得。僅差の3位にバニャーヤが続き、ナバーロは僅差で表彰台を逃し4位でゴールとなった。
序盤から10人前後のライダーによる集団の戦いとなった5位争いは、ヤコブ・コンフェイル(KTM)が制して5位入賞。6位にホアン・ミル(KTM)、7位にロマーノ・フェナティ(KTM)、8位にエネア・バスティアニーニ(ホンダ)、9位にジュール・ダニーロ(ホンダ)、10位にフィリップ・エッテル(KTM)と僅差で続いた。
鈴木 竜生(マヒンドラ)が15位に入賞し、今シーズン初ポイントを獲得。尾野 弘樹(ホンダ)は序盤の3周目に転倒リタイアに終わった。
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