レッドブル・MotoGPルーキーズカップ第1戦スペイン
2025/04/28
レッドブル・MotoGPルーキーズカップの2025年シーズンがスペインGP併催で開幕。レッドブル・MotoGPルーキーズカップは、ドルナスポーツが展開する『Road to MotoGP』のプログラムの一つで、ATC(アジア・タレントカップ)、BTC(ブリティッシュ・タレントカップ)、NTC(ノーザン・タレントカップ)の各シリーズの上位ランカー、セレクションを通過したライダーたち26名が参加。マシンはKTM、タイヤはピレリのワンメイクでレッドブルがシリーズスポンサーとなっている。
予選では参戦3年目の2022年ATCチャンピオンのハキム・ダニッシュ(マレーシア)がポールポジションを獲得。今シーズンから参戦する2024年ATCチャンピオンの三谷然(日本)は、FP1では3番手、FP2では4番手につけたが、予選では他のライダーより周回が少なく、24番手に止まった。
レース1ではダニッシュとブリアン・ウリアルテ(スペイン)が接戦のトップ争いを展開。最終ラップに前に出たウリアルテが優勝し、僅差の2位にダニッシュが入賞。3位に2023年ATCチャンピオンのヴェータ・プラタマ(インドネシア)が入賞した。
24番グリッドからスタートした三谷は1周目に13番手まで浮上すると、周回ごとにポジションを挽回し、セカンドグループに追いつくと接戦を繰り広げ7位でゴールした。
レース2もダニッシュ、プラタマ、ウリアルテ、カーター・トンプソン(オーストラリア)らがトップ争いを展開。9周目にトンプソンとプラタマが接触して転倒、プラタマはリタイアとなり、トンプソンはロングラップペナルティを受け後退。
これでダニッシュ、マルコ・モレリ(アルゼンチン)、クリスチャン・ダニエル(アメリカ)のトップ争いとなるが、ロングラップペナルティを消化したトンプソンがファステストラップを更新して追い上げ、最終ラップにトップに立つとそのまま優勝。2位にダニッシュ、3位にダニエルが続いた。優勝したトンプソンもATC出身ライダー。
三谷はレース2も24番グリッドからポジションを挽回。最終ラップにトップ集団の背後の6番手で入ったが、接触転倒、再スタートして19位でチェッカーを受けた。
こんな記事も読まれています