MotoGP第5戦スペインGP Moto2クラス3日目 決勝
2025/04/27
MotoGP第5戦スペインGP Moto2クラス3日目、決勝が日曜日、スペイン南部のヘレス・サーキットで開催された。日本時間午後7時15分(現地時間午後12時15分)から21周で開催されたMoto2クラス決勝は、気温24度、路面温度39度、湿度53%、青空が広がるドライコンディション。マリオ・アジ(ホンダ)は昨日の予選で脱臼し、今日は欠場となった。
スタートは、ポールポジションからのスタートとなった地元スペイン人のマニュエル・ゴンザレス(カレックス)がホールショット。セナ・アギウス(カレックス)、ディオゴ・モレイラ(カレックス)、デニス・オンジュ(カレックス)、アルベルト・アレナス(カレックス)、バリー・バルタス(カレックス)、ジェイク・ディクソン(ボスコスクロ)、ダニエル・オルガド(カレックス)、ダビド・アロンソ(カレックス)、アロン・カネト(カレックス)のトップ10で続いた。
2コーナーではアロンソ・ロペス(ボスコスクロ)が転倒。再スタート。最終コーナーでは、今日4月27日に20歳の誕生日を迎えたオルガドが混戦の中で、アロンソのタイヤに足が当たり転倒、リタイア。先頭はゴンザレスのまま、モレイラ、アギウスの順に変わり、1周目が最速だったバルタスが4番手に上がった。ゴンザレスは2周目、このレース最速ラップタイムとなる1分40秒351を記録。後続との差を広げた。バルタスは、アギウスもかわし、モレイラと激しく2番手を争った。
5周目に入り最終コーナーでは、アロンソとイザン・ゲバラ(カレックス)が接触、転倒。共にリタイア。6周目に入るとトップのゴンザレスは2番手以降を1分以上離していた。2番手争いは、バルタスが前に出て、バルタスも徐々に後続との差を広げた。3番手以降は、モレイラ、アギウスと続き、オンジュとアレナスが5番手を争っていた。その後ろでは、セレスティーノ・ビエッティ(ボスコスクロ)とカネトが7番手争いを続けた。
12周目には、佐々木歩夢(カレックス)が転倒。折り返してもゴンザレスのトップ独走は変わることなく、2番手バリタスも単独走行。3番手は、アギウスが再びモレイラとの差を縮め、二人はサイドバイサイドで激しく3番手を争った。17周目6コーナーではロペスが2回目の転倒。再スタートしたものの、ブラックフラッグが出され、ピットインを余儀なくされた。
ゴンザレスは、安定した走りで終始トップを走行、そのままチェッカーを受けて優勝した。2位はバルタス、3位は激しい戦いの末、ラスト3周でアギウスがモレイラを制した。國井勇輝(カレックス)は16位で完走。地元優勝を果たしたゴンザレスは、9コーナーの大観衆を前に喜びを顕わにし、グローブ、ブーツを観客に投げ渡していた。
昨年カタールGP以来の自己ベスト2位、表彰台のバルタスは、ファンや家族、特に昨年、逝去された母への感謝を述べていた。3位アギウスも3位表彰台は、自己ベストタイ記録。
年間ポイントは、ゴンザレスが再びトップとなり86ポイント、2番手カネト79、3番手ディクソン66。次戦は第6戦フランスGPが2週間後の5月9日から始まる。
MotoGP 第5戦スペインGP Moto2クラス3日目 決勝
1 マニュエル・ゴンザレス(カレックス)
2 バリー・バルタス(カレックス)
3 セナ・アギウス(カレックス)
4 ディオゴ・モレイラ(カレックス)
5 デニス・オンジュ(カレックス)
6 アルベルト・アレナス(カレックス)
7 セレスティーノ・ビエッティ(ボスコスクロ)
8 アロン・カネト(カレックス)
9 ジェイク・ディクソン(ボスコスクロ)
10 フィリップ・サラッチ(ボスコスクロ)
16 國井勇輝(カレックス)
RT 佐々木歩夢(カレックス)
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